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コワ!
何かしらの改造をされたのかと、恐る恐るエンジンをかけると差は歴然としていた。
バス特有のエンジン音ではなく高級車のような静かな音であった。
「何この静けさ!
スペック聞くのが怖いよ。」
驚きのあまり頭です思っていた言葉が口からでてしまう。
怖いけど‥
走らせてみたい!
俺は我慢出来なくなってアクセルをゆっくりと踏み込む。
するとバスは信じられないような静かなスタートをきる。
な、何て滑らかなスタートなんだ!!
これがバスとは思えない!!
全く揺れないだと!
あまりに静かなので思わず笑みが溢れる。
面白い!
もっとスピードを出したい!
もっともっともっと!
欲望に負け、さらにアクセルを踏み込むのであった。