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Type-C
「いや、確かに凄いけど‥。」
それぐらいの感想しか出てこなかった。
葵さんはそれが不満だったのか頬を膨らませてしまった。
そんな顔をされてもなぁ‥。
ここ異世界だし‥。
「まぁ、ワンチャンポルトガルの人が召喚されなくもないか。」
何とか前向きな意見を口にしてみる。
「そ、そうですよ!
異世界系は何故か日本人が多いですけど、今後外国の方が来られるかもしれませんし‥。」
いや、日本人が多いのは日本人目線で書かれた小説を読んでるから‥。
そもそも‥‥
俺はジョニー!
アメリカ人だ!
プッ。
あまりこういう内容の小説は見たことないよね。
あっ、いかんいかん。
話が脱線してしまった。
「反応が薄いので少し悲しいですが、追加機能は他にもあります!
なんと!
USBがType-Cに対応します!!」
「あっ、それは嬉しいかも。」
思わず本音が出るのであった。