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反撃
妖艶な瞳の葵さんにみつめられ、このまま押し倒されるかと思ったが葵さんはまるで痛みを我慢するような表情にかわる。
何が起こったのかと心配したが、どうも俺を押し倒すのを我慢したらしい。
「くっ、ここは我慢です。
アリアさん達が治療中ですし、さすがにこの状況で●●●するわけにはいきません!
私は我慢出来る女です!!」
小声で聞き取りずらいが俺を押し倒すのを自重したようだ。
それから数秒して、お互い心を落ち着かせて話を進める。
「とりあえず、外の敵をどうにしないとね。
囲まれた状況で荷電粒子砲を撃つわけにはいかないし‥。
何とか轢き殺すしか出来ないかな?」
何とか反撃するが方法を考えだす。
しかし葵さんは指一本を左右に振って俺の提案を否定する。
「チッチッチ。
それでは甘いですよ斗馬さん!
やられたらやり返す!
6倍返しだ!!」
ふる!
しかも中途半端は6倍返しって‥。
ちょっと古いドラマのセリフを聞いて吹き出して笑ってしまうのであった。




