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愛車


俺の目の前で睨み合う2人。


アリアは相手を挑発するかのような表情で睨み、No.9さんは口元をヒクヒクさせながら睨んでいる。


さすがに手は出さないと思うが、かなり険悪な雰囲気だ。


どちらが先に動くかヤキモキしていると、No.9さんが先に動いた。


「いやぁ、たしかにご指摘のとおり私のミスですね。

 斗馬さん、申し訳なかったです。」


No.9さんが俺に深々と頭を下げるのであった。


さらにNo.9さんは言葉を続ける。


「斗馬さんの人となりを確かめたかったのもあるんですがね‥。

 アリアさんもご忠告ありがとうございます。」


俺には笑顔を見せたNo.9さんであったが、アリアには笑顔を見せなかった。


とりあえず仲直りとはいかないが双方が納得したようなので今後の事を話す事にする。


「私から提案があります。」


No.9さんが手を挙げて発言を始める。


「ただバスの修理時間を待つのは無駄なので、別の乗り物で先に向かいませんか?」


別の乗り物??


それがあるなら助かるが‥。


「一度出すので、乗るか乗らないかは斗馬さんが決めて下さい。

 一応、私物なので汚さないで下さいね。」


そういうとNo.9さんが目の前に別の乗り物を取り出す。


「どうですか?

 これが私の愛車!

 タ○トカスタムです!!」


取り出された乗り物はパステルカラーの軽自動車であった。

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