妥協点
不安そうなミーを見て、考えて考えて妥協点を見いだす。
「まだミーが大人になっていないから婚約という形では、どうかな?」
現状考え抜いて出した結論だ。
「‥‥‥。」
ミーからの反応が特にない。
「ダメかな?」
「‥‥‥。」
やはり反応はない。
婚約では駄目なのかと思っているとNo.9さんが口を挟む。
「ふふふ。
なかなかやりますね。
思ったより頭も回るようで‥。」
何やら不気味な笑みを浮かべるNo.9さん。
「ミーさんが応えないのは婚約の意味をわかってないからですよ。」
「えっ、そうなの? 」
思わずミーを見ると何度も頷いていた。
なるほど‥婚約の意味が伝わらなかったかぁ‥。
「ようは将来的に結婚するって事ですよ。
ミーさんがもう少し大人になったら良いだけです。
ヘタレにしてはうまい逃げですね。」
おぃ!
今、ヘタレって言ったよな!
俺はNo.9さんを睨みつけるが、だから何?的な顔で迎撃される。
「わかった‥。
とりあえず婚約する‥。」
ミーが渋々婚約を受け入れてくれる。
目標の結婚まで達成出来なかったので若干元気がないミーであったが、No.9さんが近づいて耳打ちをするとだんだんと笑顔になってくる。
「待つ必要はない‥。
寝込みを襲えば‥。
既成事実‥。
やってしまえば‥。
責任‥。」
何やら不審なキーワードが聞こえてくるが聞こえないふりをするのであった。




