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娘は嫌


「ごめんなさい、娘にはなれません。」


ミーに面と向かって断られてしまう。


これはかなりショックだ。


ショックのあまり、固まってしまう。


「ほら、ちゃんと伝えないと‥。

 絶対勘違いしてるから。」


No.9さんがミーと何かを話している。


「ん?

 あっ、違うから!

 トウマさんが嫌いとかじゃないから‥。」


ミーが慌ててフォローしようとしてくる。


「ハッキリ伝えなさい!」


No.9さんがミーのお尻を物理的に叩く。


「その‥

 今さらだけど、助けてくれてありがとう。

 あの‥

 ボク‥私は貴方の娘ではなくパートナーにしてもらえませんか?」


ミーが顔を赤くして手を差し出してくる。


「パートナー?」


頭の処理が追いつかないので意味を理解出来ていなかった。


「ちょっと、ちゃんとして下さい。

 パートナーはお嫁さんの事だよ。

 逆プロポーズしてるの!

 貴方の為に性別まで変更したのよ。

 ちゃんと応えてあげなさい!!」


No.9さんに怒られてしまう。


お嫁さん?

えっ、また増えるの??


俺が混乱していると、なかなか手を握り返してくれないのでミーがとても不安な顔で俺を見てくる。


くっ、これは精神的につらい。


よく見たら手が震えている。


ヨシ、もうどうにでもなれ!


俺は震えるミーの手を握り返すのであった。

 

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