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奥の手1


ミーが泣きそうな顔をしている。


さて、どうすればミーを傷付けずにこの状況を突破出来るか‥。


とりあえず‥。


「はよ!」

「押し倒せ!」


奇声を上げるこの女をどうにかしないと‥。


あっ、そう言えば女神様から困った事があったら腕時計に呼びかけろと教えてもらったはず。


俺は教えられた通りに腕時計に話しかける。


「女神様、聞こえますか?」


『ブーーーー!』


腕時計から何かを吹き出す音が聞こえてくる。


『ちょっ、いきなりお茶を吹かないで下さいよ!

 顔にかかったじゃないですか!!

 ばっちい!

 もうホント最悪です!!』


女神様ではない声が聞こえてくる。


『何がばっちいよ!!

 女神の口から出たお茶よ!

 下界の人なら喜ぶはず。

 私の唾液でもご褒美よ!!』


今度は聞き覚えのある女神様の声が聞こえてくる。


『何がご褒美ですか!!

 マジ汚い!!』


『女神に向かって汚いって言ったわね!

 もう許さない!!』


『ちょっ、何でまたお茶を口に入れてるんですか?』


『ブーーーー!』


『ギャーーーー!!

 お茶が目に入りましたよ!!

 痛い痛い痛い‥。』


『ふん!

 ざまぁ!』


腕時計から聞こえてくるコントのようなやり取りを耐え忍んで聞くのであった。

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