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大事な事2
俺の素直な気持ちを伝えたが、それでもミーは浮かない顔だった。
「何か気になる事があるの?
良かったら聞かせてくれないかな?」
ミーには笑っていて欲しいから本音を聞かせて欲しかった。
ミーはかなり悩んでから重い口を開いた。
「あの‥
私‥
その‥」
かなり言いにくい事のようだ。
「実は‥
ボク‥」
ん?
ボク?
「あの‥
実は男なんだ!」
突然の告白に俺は驚いてしまった。
「お、女の子の格好してるのは?」
動揺してかんでしまっていた。
「その‥
女の子の方が油断するからって無理やり‥」
なるほど、納得だ。
それにしても見た目は女の子なんだけど‥。
何度見ても女の子にしか見えないのであった。