お祝い
「それでは娘の婚約を祝って、乾杯!!」
「「「「「「「「乾杯!!」」」」」」」」
イスカさんから夜の営みの件がイスカ父に報告され、晴れて婚約という事になってしまった。
イスカ父からは既に「息子」と呼ばれるようになってしまった。
サバルさんからは「私の両親にも挨拶をお願いします‥。」と頼まれてしまっている。
もちろん断れるはずもなく了承することに‥。
その後、イスカさんの関係者が朝から婚約を祝って宴会を始めてしまっていた。
なんでも今日はお店は臨時休業にするとの事。
宿泊していたお客さんは宿泊費を無料にしてもらいホクホク顔で出て行ったらしい。
こうなれば仕事も無くなって朝からどんちゃん騒ぎになっていた。
アレだけハードな運動をしたイスカさん、サバルさん、葵さんは昨日より確実に肌が艶々していてひいき目に見ても綺麗になっていた。
逆に俺はほぼ眠れていないので目にクマが出来てげっそりしていた。
「お代わりは如何ですか?」
背後から声を掛けられたので振り返るとキキとララが従業員として働いていた。
2人に話を聞くと、給料も良く働き易い環境との事で心を入れ替えて働いているとの事。
2人に頭を下げられた時は少しウルってきてしまった。
2人とはいろいろあったけど、最後に彼女達の力になれて良かったと思った。
ここで終われば感動的だったが、最後に「今晩、お礼に夜伽に行きます。」と言われてしまい笑ってしまうのであった。