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強硬手段1
トウマさんの手が私の髪に触れるかどうかの距離まで接近している。
このまま顎をクイとされてキスされてしまうのか‥。
経験はないが本や友人からの話で知識だけは沢山あるサバルであった。
トウマさんの顔が少し赤くなっている。
もう照れ屋なんだから‥。
私はいつでも準備OKですの!
え?
額に手を置いた???
「熱は無さそうですね。」
だと思ったよ!!
何思わせぶりな事をしでかしやがって!!
あ〜もうやってられない‥。
もう怒ったから!!
私は立ち上がるとトウマさんに近づき、ベッドに投げ飛ばす!
まさかの事でトウマさんは何も出来なかった。
ベッドの上で目を白黒させるトウマさんが可愛かったのでさらに興奮してしまう。
「サバルさん、どうしたのですか?」
この期に及んで小娘のような事をいうトウマさん。
私は服のボタンを外しながらベッドに近づく。
「な、何で脱いでるんですか?」
慌てふためくトウマさんがさらに興奮を誘うのであった。