表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
211/628

暴走1


イスカ父が何かを口にしようと唇を動かす。


この時、イスカ本人とイスカ母は状況を掴めないでいた。


「依頼ご苦労様。

 困っていたから助かったよ。」


イスカ父が丁寧なお礼を伝えたのでイスカとイスカ母はホッとしていた。


しかし、イスカ父が意外な事を口にする。


「実は、我が家では古い習わしがあって、助けてくれた人にお礼をするようになっているんだ。」


ん?

習わし??


イスカとイスカ母は初耳なので首を傾げる。


「恩には恩を数百倍で返す習わしだ。

 これをやらないと呪いで死ぬ事になる。」


下手かよ!


イスカとイスカ母は同じ事を思っていた。


「本当ですか?」


斗馬が身を乗り出して驚いている。


話に加わって否定したいが、斗馬の反応がそれほど悪くなかったので傍観することにした。


「本来ならお金を渡したいところだが恥ずかしい話、我が家の財政は火の車でね‥。

いつ一家で首を括ろうかと悩んでいるところだよ。」


「いや、それは無理があるよ!」っと心の中で思うイスカとイスカ母。


「そうなんですか!?」


疑う事をしない斗馬であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ