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実家8
イスカside*************
不毛な議論が続いて数十分、さすがに皆に疲労が見えてくる。
時間は短いが心労がひどかった。
業を煮やした1人の女性が口を開いた。
「もうこうなったら既成事実を作りましょう。
依頼を後で食事をとってもらってそこでお酒か薬を飲ませる。
眠ったところで襲うと‥。
で、翌朝誰かに事後を見られて責任を取らせる。
どうですか?
これなら断れないと思いますが‥。」
かなり悪どい提案をする女性にイスカは引いていた。
「いや、それはさすがにやり過ぎでは‥。
寝ている人を襲うなんて‥。」
イスカが困惑している。
その状態を見て、提案した女性がキレた。
ブチっ!
「はぁ?
この作戦の何がダメなの??
何、良い子ぶってるの??
はぁ?
だからその年で処女なんでしょ!!
行き遅れた女はこれぐらいする覚悟が必要なのよ!!」
最後は息を切らしていた。
「それはさすがに言い過ぎ‥。」
イスカ父は怒っていた。