実家3
イスカside*************
「まずは旦那様について説明します。」
斗馬の事を旦那様呼ばわりしていたが、誰もツッコむ者はいなかった。
「旦那様は女神様の使徒をされています。
ハイ、拍手!」
イスカが拍手を要求するが、皆固まっている。
固まる皆を見て、イスカが不思議そうな顔をしている。
そのままでは埒があかないので、イスカ母が口を開く。
「女神様の使徒って本当なの!?
さすがに女神様を名前を出すってことは冗談ではすみませんよ。」
イスカ母が真剣な表情で我が子をみる。
「本当です!
さすがの私も女神様を使って嘘は言わないよ。」
いつになく真剣な表情で応えるイスカ。
この時、皆んなは複雑な心境であった。
「玉の輿じゃん!」
「すげー!」
「使徒様がお嬢様を選ぶか??」
「信じられない‥。」
「使徒様だけあって、普通の人とは感覚が違うのかなぁ‥。」
「私の方が美人なのに‥。」
大半は失礼であった。
いろいろな思いがある中、さらにイスカが場を荒らす。
「実は問題があって‥。
旦那様とは知り合ったばっかりで、まだ付き合ってもないの‥。」
イスカの告白に全員が同じ反応を示す。
「「「「「「「「「「はぁ?」」」」」」」」」」」」
である。