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ソフィアさんの回顧


ルナ様が我々を直属の騎士に任命してくれてから2年が経った。


基本的に男社会である騎士の中で、特に競争率が高いのが王家に仕える事だ。

その中、女でしかも新米の私達がルナ様に仕える事が出来たのは、騎士学校時代にルナ様と同級生だったからである。



「ルナ様、本当に私達でいいのですか?」


「様付けはやめてよ、ソフィア。」

ルナ様が笑顔で話し掛けてくる。


「そう言う訳にはいきません。仮に私達をルナ様の騎士に任命してくれるのであれば、尚更です!」

最後は少し言葉が強くなった。


「貴女達がいいの‥。他の人は正直、信じられないの‥‥。」

ルナ様が懇願するような顔で私達の顔をみてくる。


「わかりました。私達はルナ様に生涯仕えます!」

アイシャ、グロリア、ケイティも同じように生涯仕えることを宣言した。


「ありがとう、皆んな‥。」

ルナ様が涙を流して喜んでくれる。


ルナ様の涙を見て、全員が感極まり抱きついて号泣した。


それから数分後、皆んなが落ち着いてきた頃にルナ様がニヤニヤしながら一言。


「生涯仕えると言ってくれて嬉しいのですが結婚は自由にして下さいね。いき遅れた時の理由にされたくありませんので‥。」

ルナ様が最後に舌を出しておどけてみせる。


その時の皆んなの笑い声を思い出しているとソフィアの意識が段々と覚醒するのであった。

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