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昼食4
「未知です!
未知です!」
完全にキャラが崩壊している。
目が逝ってる‥。
アレ?
この娘はお嬢様キャラだったよね??
目の前にいるのは、何でも食うゾンビじゃない?
目が血走って、ヨダレ垂らしてるよ。
このままだと食べられるのでは?と思ってしまう。
身の危険を感じていた。
俺の身を案じてアリアが魔法で眠らせようとするが、ビクトリアには効かないようだ。
葵さんが気絶させようと首に手刀を入れるがまったく効果がないようだ。
何このラスボスみたいな人。
夢に出て来そうだよ。
他に助けてくれそうな人を探すがイスカ、サバルは目が合うが全力で首を振られる。
ミーが目に涙をためて心配そうな顔で見てくる。
あ〜心が痛む。
こうなったら背に腹はかえられぬ。
俺は逆転の一手をうつのであった。
「ほ、他にもまだ未知はあるけど、ビクトリアが大人しくしないと出してあげないよ。」
ちょっと語尾がツンデレ風になったが誰も気にする人はいないだろう。