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お礼


 お腹がいっぱいなって眠くなったのか明らかに皆んなが辛そうだった。

盗賊に襲われて命をかけて戦った後だから仕方がないと思う。


「皆さん、お疲れでしょうから少し仮眠をとって下さい。座席は倒せますから、とりあえず座って下さい。今から1人ずつ説明に行きますので。」


メイドさん達は最後まで抵抗したが、お姫様の勧めもあって最後は寝てくれた。


このバスには個別にカーテンがあるので座席周りをカーテンで覆える。


その後、1人ずつリクライニングを教えていき、カーテンで覆っていく。


一人一人説明していくと、最初に教えて人の座席からは寝息が聞こえてきた。


最後にお姫様のところに行くと、少し話があると言われた。


「何から何まで、ありがとうございます。本当に助かりました。」

お姫様がまた頭を下げてくる。


若いのにしっかりとした子だと感心した。


「お城に戻れば、必ずお礼を致しますので‥。」


お姫様が善意でお城に連れて行こうとしていた。


これはテンプレの予感しかしない。


「お礼が欲しくて助けた訳ではないので、お気になさらず。」

相手を傷つけないようにやんわり断りを入れる。


何度かこのやり取りをしているとお姫様が真剣な表情で俺の顔を見てくる。

あまりに真剣な表情なので、思わず緊張してしまった。


「では、こちらをお納め下さい。」


お姫様がどこから出したのか一振りの短剣を取り出していた。




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