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親子の盗賊


俺がどうするかを考え込んでいると葵さんから声を掛けられる。


「無視しますか?」


それは出来ないかな。

何か手をうたないと他の人が犠牲になるし‥。


「敵意もありますし、轢き殺しますか?」


いや、殺したら駄目だよね?


「とにかく話を聞こうか‥。」


俺は親子の近くにバスを停める。


はぁ、気が重い。


バスの前方の扉を開け、声をかける。


「どうかされましたか?」


敵意があるのがわかっているが心を鎮めて優し目に声をかける。


「よしっしゃ!」


母親が拳を握って喜ぶ。


「引っかかった!」


娘がニヤリと笑う。


もう置いていっていいですか?


本気で扉を閉めようかと思ってしまう。


ここは一度やり直そう。


「ど、どうされました?」


ちょっと噛んでしまった。


「助けて下さい!

 追われてるんです!!」


聞くのが面倒だなぁ‥。


追ってるの借金取りだろ?


こんな奴らバスに乗せなくないなぁ。

とりあえず名前から聞くか‥。


「とりあえず名前を教えてもらえますか?」


乗車させる為には名前を知る必要があるので尋ねてみる。


「「え?」」


2人がおもいっきり真顔になるのであった。

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