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余計な知識


サムさんの紹介が終わると後はお嬢様だけになる。


お嬢様は澄ました顔で一言。


「ここのサムの娘のビクトリアと申します。」


優雅にスカートを持ち上げてからのお辞儀である。


え?

サムさんの娘!?

父であるサムさんが目を見開いて驚いていた。


絶対に違うやつだよ!


しかし、俺の野生の感がこれ以上追求しない事を求めていた。


よし、スルーしよう。


しかし空気の読めない才女が余計な事を口にする。


「ビクトリア‥。

 金髪、縦ロール、小生意気‥。」


サバルさん!?

途中から悪口になってるよ!


ビクトリアさんの眉毛がピクピクしてる。


ヤバイ、怒ってるよ。


それよりお願いだから余計な事言わないでよ。


「あっ、思い出した!」


サバルさんが手を叩く。


いや、思い出さなくていいから。


「内務大臣のニコラ様のご息女がたしかビクトリアという名前だった。」


サバルさんは頑張って思い出せてニッコリ微笑む。


しかし、ほかのメンバーは困惑の表情だ。


って、何で偽名使わないの!

馬鹿なの!


俺は口には出せない思いを飲み込むのであった。

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