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退治


「葵さん、詳しい情報を教えて!」


治安の悪さを嘆いても何も始まらない、やれる事をやろうと思う事にする。


「盗賊が襲ってるのは商人の馬車のようです。

 護衛もいるようですが分が悪い感じです。」


毎回この流れだ。

護衛も毎回やられてる‥。

護衛が弱いのか、盗賊が強いのか不思議でならない。


「助けますか?」


葵さんは答えがわかってる癖に聞いてくる。


「もちろん助けるよ。

 目の前の不幸な人を見過ごせるような人間にはなりたく無い!」


俺はアクセルを少しだけ踏み込む。


「そう言うと思ってました。

 いい感じに盗賊が一ヶ所に集まってます。

 一気にやって下さい。」


葵さんから物騒な指令が出る。


ちょっと顔が怖かったのは忘れる事にする。


盗賊達は商人達を追い詰めてゲラゲラ笑っていた。


バスが近くまで近づいているのに気がついてなかったようだ。


俺は躊躇なく盗賊達をバスで轢くのであった。


ドゴッ!


鈍い音が響き渡る。

盗賊達は数十メートル吹き飛ばされて地面に転がっている。


盗賊達を轢いた罪悪感は特になかった。

それよりもバスをまた違う目的で使った事に心を痛めていた。

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