145/628
同行
冒険者ギルドで依頼を受けてソトの街へ向かう事にする。
冒険者ギルドで荷物を受け取ってバスの荷物置きに入れ、さぁ出発しようとすると問題が発生する。
まず、何故か受付嬢のイスカが同行すると言い出したのだ。
さらにサバルまで同行を願い出る。
さすがに不審に思ったのかアリアが2人と話してくれる。
「主たち、どういうつもりだ?」
アリアがかなり疑った目で二人を睨む。
「トウマ様の冒険者ランクを上げて良いのかを確認する為に同行します!」
人生のかかったイスカはもちろん言い訳も考えていたのだ。
「う〜ん、たしかにそう言われると何も言えなくなるのぉ‥。」
アリアはイスカの同行には反対しなくなった。
「だが、お主はどういう了見だ?」
アリアが今一度気合を入れてサバルを睨みつける。
「え?私ですか?
もちろんトウマ様のランクアップのチェックを行う、イスカのチェックを行います。
それが何か?」
サバルもイスカに負けてられなかった。
アリア以上の迫力で正当性をアピールする。
結局、アリアは二人に説得されるのであった。
ちなみにアリアが折れた時、二人ともニヤリと笑ったのである。