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 女神が下界に降りるために奔走している頃、下界では別の騒動が勃発していた。


「斗馬さんは疲れたとの事で先に休むそうです。」


ピンクのパジャマ姿の葵さんが他のメンバーに斗馬の事を報告する。


このまま他のメンバーも休みましょう!とはならなかった。


そもそもこの場所はローラ王国のお城の庭にあるバスの中である。


王女であるサラやルナ達はお城に自分の部屋はあるのでここに居る必要はないのだが何故か集まっていた。


もちろんサラ達が来るという事はそのお付きのメイドや騎士も自ずと一緒になるのは仕方がなかった。


「リリスまで来る事なかったのに‥。」


第二王女のサラが宰相の娘のリリスに牽制を行う。


「わ、私も仲間に入れてください。」


リリスが顔を赤くして自己主張をする。


「ぷっ、入れてくださいって‥。」

「私達では入れられないのに‥。」


第二王女付きのメイドのユウとユフィが小声で下ネタを言い合う。


さすがに声が聞こえたのかサラが視線で2人を注意する。


「さて、本題に入りますがその前に‥。

 葵様から自己紹介して頂いても宜しいでしょうか?」


第二王女が葵に自己紹介をうながす。


「フフ、様なんていりませんよ。

 私は斗馬さんに仕える葵です。

 今後ともよろしくお願いします。」


葵が深々と頭を下げる。するといつの間にか拍手が起こるのであった。


「あ、あの‥葵さん

 貴女の斗馬様の関係はどのようなものでしょうか?」


第二王女が勇気を出して皆んなが気になっている事を質問する。


ここで葵は迷っていた。

斗馬とはまだ何の関係を持っていなかった。しかしそれをここで言うのは何となく葵のプライドが許せなかっただ。


「斗馬さんは女神様の伴侶です。

 でも神なので人間でいう妻とはちょっと違う感じです。

 なので私が斗馬さんの妻になります。」


女性陣からの羨望の眼差しを受け、葵は調子に乗ってしまった。

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