え?
斗馬さんを半ば騙す形になってしまって申し訳なく思う私であった。
さすがに天使のスペアボディは無理があると思うが、臓器の方は大丈夫なはず‥。
移植の準備の為斗馬さんとアリアさんを医療カプル内で待機させる。
二人の最終確認をしてる時に申請書の返事が送られてきた。
え?
2枚とも申請通ったの?????
まさかスペアボディが通ったの!?
私はまさかの事に興奮を抑えきらなくなっていた。
「ありがとうございます。
女神様‥。」
実際は天使の仕業だったが、葵は女神に感謝していた。
「それではアリアさんの方を先に片付けましょうかね。」
私はスペアボディが届いたことでテンションが上がりつつ作業を進める。
「まずは‥
アリアさんのダメになった臓器を摘出。
もう面倒だから骨以外は全部でいいかな。」
独り言を言いながら作業は続く。
「次は斗馬さんを仮死状態にして‥。
全部の臓器を摘出。
それをアリアさんに‥。
神経、血管はオートで‥。」
「さて、女神様から届いた臓器は‥。
ん?
これは‥
!?
これって女神様達の臓器だよね?
え?
こんな物までくれるんだ。」
斗馬はこの移植によって人間を辞めることになるのであった。