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立ち去れない


「何者だ!」

騎士が剣を向けてくるが、怪我をしているのか足取りがおぼつかない。


葵さんは騎士に対して怒っているが、斗馬は怪我をしてでも守ろうとする姿を見て素直に感動していた。


騎士の迫力に押され、マイクを持つ手に力が入る。


「私は旅の者です。あなた方を襲っている者が盗賊に見えましたので、勝手ながら手助けをしました。恩賞目的で助けたわけではないので、このまま立ち去りたいと思います。」

騎士に怪しまれて刺激しないように嘘は言わずに事実を伝えた。


「少しお待ち下さい。」

そう言うと騎士は剣を納め、馬車に向かっていき、その間別の騎士がこちらを見張っていた。


まぁ、いきなり信用するわけはないよね。


「ねぇ、もう行きましょうよ。」

葵さんがすぐに立ち去ろうと言ってくる。


「挨拶だけはしとかないと、後で捜索されたりすると面倒だよ。」


何とか葵さんを説得する。


その間も馬車からは言い争う声が聞こえてくる。


向こうも揉めているようだ。


それから数分後に馬車からドレスを着た女性が降りてきた。



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