26 のじゃロリ、めっちゃ怖い
こんにちは。僕は今さっきまで殺しあってた彼と共に正座させられてのじゃっ子に説教受けてます。
「何してるんじゃ貴様ら!確かにここは道場の練習場。しかし練習場と言えどここは我の神聖な場所じゃ!!貴様らごときの血で汚すでないわ!というか何があったらそんなすぐ殺し合いに発展するんじゃ!お前らはエドの侍かい!アホか!!!」
ハァハァと息を切らしながらとんでもない勢いで怒鳴られてます。まさかNPCに怒られる日が来ようとは。
「あの~何があったかなんですけど」
さっきとまるで人が変わってるじゃねぇか
「なんじゃいときなんだっけとき...ときむ...。ええい弟子1号!貴様に頼んだのは留守番だけよ」
「」
まさか名前すら覚えてもらってなかったのか時宗サン固まって動かなくなってるぞ
「じゃあ俺から説明します。カクカクシカジカ...」
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「なるほどあのくそじじいのところから来たのか。してPKとは?」
「ここらの言い方で人斬りです」
それを聞いて彼女は何を思ったのだろう。一瞬。一瞬だけ曇り、苦々しく話す。
「...元々はどの型も人を斬る目的で作られたものじゃ。別にそれは構わん。で、弟子1号が看過出来ず挑まれ戦い今に至るのか」
「そういうことです」
「師匠僕の名前は時宗です!いい加減覚えてくださいよ」
「あ、これ爺さんから渡せって」
今更感が漂うが爺さんに渡された巻物をのじゃっ子に渡す。
「ほう?ふむふむ......」
「なんて書いてあるんですか?師匠」
「なんてことは無い。さっきそこのやつが話したことを詳しくしただけじゃ。よろしい。しばらく稽古つけてやる」
「よろしくお願いします。そういえばお名前はなんて言うんですか?」
「名前なんぞどうでもええがそんさなぁ...ヨノとでも覚えくんじゃな」
「で、どう稽古するんです?」
「簡単じゃ。まずワシの刀を見れるようになれ。なにワシが素振りをするだけじゃよ」
「それはどういう目的で?」
恐らく目的は動体視力を鍛えるとかきっとそういうのだろう。
「ん?いやなに後々斬り合いの練習で見えないのは不便じゃろう?」
「えぇ...」
「じゃあ始めるぞ」
宣言と共に正眼に刀を構えゆっくり振り上げそして
次の瞬間には下にあった。
さっきの『あれ』といいこの人の刀は速すぎるだろ。瞬間移動でもしたのか!?
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それでも何回かやれば意外と慣れてくるものだ。だいたい30回位で見えるようになってきた。
「やっと見えるようになってきました」
「おおやっとか!じゃあ次は打ち合いをするぞほれ木刀じゃ」
見えるようになったと伝えると嬉しそうにはしゃいでこっちに木刀をぶん投げてくる。うわ危ねぇ
「それじゃあ2人同時にこい」
なんか口調変わってない...?まあいいか。2人同時に行っても多分敵わないだろうが素直に応じる。
「それじゃあいくぞ」
「あ、やべ」
時宗の合図を聞いて慌てて型を風に変える。
そしていつも通り力を抜いて構え、突っ込む。
時宗は左から行ってるようなので俺は右からタイミングをズラすように振り下ろした。
「ウゲッ」「ゴホッ」
が、確実に当たるはずの一撃は透かされ、時宗の上からの一撃は受け流されさらにそこからさらに時宗と俺に数発木刀で叩き込まれる。
慌てて近づき切りつけるがあっさり躱され首に更に一撃食らう。めっちゃ痛い。
「まあこんなとこか。じゃあアドバイスしてくわ。まず時宗。攻める時は良かったが攻められた時に慌てすぎじゃ!もっと落ち着けい」
「ありがとうございます」
「次にツキハ。お主は一撃に鋭さはあるが攻めるにしても守るにしても立ち回りがお粗末じゃ!もう少し考えて動くんじゃな。まずはそこから直していくぞ!」
「...ありがとうございます」
的確にアドバイスをしてくれるのは嬉しいがズバズバ言ってくるなぁ...。だがそこが悪いのは事実か。直せるように意識していこう。
そんなこんなでボロボロになり初日の稽古は終わった。
質問、矛盾点や疑問などがあったら感想にください。設定生やしたり修正したりします。あとポイント評価してくれると作者が泣いて喜びます




