20 リア充には気をつけよう
翌日(日曜日)
朝10時頃に目が覚め、下に降りて朝食を食べ、ログイン。ちなみに朝食はお米と味噌汁と野菜炒め。
ログインしたら爺さんの所へ行ってまた水ノ型の修行をする。
「なあ爺さん」
「なんだもう息切れか?」
「いやそうじゃなくてなんで他の型は教えてくれないんだ?」
「簡単よ。ワシが知らんのだ」
「えぇ?」
「ワシは鍛冶師。わざわざ攻める型を使う必要がないんじゃよ。習いたいなら他のとこに行ってきな」
「了解。んじゃあ水の中級をある程度獲得出来たら行くわ」
「そんときゃあ他の鍛冶屋の場所を教えてやんよ」
延々と爺さんに稽古つけて貰ってこの日は終了。つかほぼ1日使って1%達成か...。
8月27日 (月曜日)
翌朝。
だいたい9時に目が覚め、朝食。今日はパンとコーンスープ。暑かったけど美味しい。
...ゲームする前にちゃくちゃくと近づく夏休み最終日に向けて宿題開始。
13時頃には宿題もひと段落着いたので昼飯を食べ、ログイン。爺さんの所に向かう前に転移門を潜り、闇ギルドに到着。幾つかPKの依頼を受け、フィールドに出たターゲットのプレイヤーを背後から切り捨てる。うん。弱いね。
まあそれでもがっぽりお金と経験値が貰えるものだから簡単な世界である。
...なんて思ってたよ。
「うぉぉぉ」
こんにちは皆さん。私の名前はツキハって言います!魔法少女やってます!
...冗談はさておき現在俺はなんかやべーやつに追いかけられてる。
え?何があったかって?
「ワーリアジュウダーキリコロセー」
あれは確か依頼が終わったあとだったはず。フィールドでイチャつくリア充を見てたら体が勝手に動き出して
ザクッ
切り殺してた。
「ギャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」
……イチャつくために感覚でも上げてたのだろうか?
「あなたよくも私の伊月を!許さない!許さない!!死になさい!死になさい!死になさい!シニナサイ!」
目の前には修羅みたいな顔した少女。
とまぁもう怖くて逃げてます。倒そうとしたりもしたが、彼女さん俺の刀全部避けやがった。怨みは怖いね。今度からは気をつけよう……。
「おーおー楽しそうなことしてんね」
「あ、高田馬場!」
「なんだ?リア充の怨みでも買ったのか?」
「おーよく分かったな」
「ハッハッハ。俺もリアじゅry」
ゾンッ!!
なんか言おうとした高田馬場目掛けて体が勝手に抜刀した。あれ?これアクションスキルの速度超えてね?
「」
「えーと?なに言おうとしたんだ?」
「いえ、なんでもありません。許してくださいなんでもしますから」
「ん?今なんでもするって言ったよね?」
「アッそれはその...」
「じゃああの少女殺すの手伝ってくれ」
「わかったよ。じゃあ、新ジョブで獲得した新しいやつ見せてやんよ」
そう言ったが早いか腰から6本のダガーやらナイフやらを抜き、カノジョ=サンに投げつける。物凄い速度の筈なのに躱すカノジョ=サン。えぇ...
が、背後から躱したはずのナイフがくるっと跳ね返り返っりカノジョ=サンの背中に刺さった。怯むカノジョ=サン。
えぇ…
「ほらよ!決めちまえ!」
「お、おうよ」
サッサと近づき【一閃】。HPを全損させ倒し切った。
「しかしあれが」
「そうだな。ナイフ20レベで獲得出来る[曲芸師]ってジョブのアクションスキルだな」
どうやら刀などの特殊な武器を除いて武器レベルが20で別の武器スキルが手に入ったり新しいジョブが手に入ったりするらしい。
ナイフ術の場合[曲芸師]、[トレジャーハンター]、[斥候者]のどれかを取ることが出来るらしい。
とりあえずぶっ倒せたことだし今日の狩りはお終いにして爺さんのとこで修行をし、終わった。
ちなみに夕食は鯖の味噌煮だった
他の武器の場合
直剣→【細剣術】、【大剣術】他どれかを解放できる。あくまで解放出来るだけのため、そのまま直剣を使い続けてもいい。
使い続けると……?
弓→【大弓術】、【短弓術】……etc色々変わる。
ジョブを猟師にした上で弓術を20Lv→【猟銃】と[狩人]を解放
見習い魔法使い→[魔法使い]他……?自分が獲得したい属性を獲得できます。ちなみに複数属性も可能ですが育成が増やした分だけ地獄になる。
とまあこんな感じです




