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『僕が異世界に転生して、ハイスペックパーティーに巻き込まれ、リーダーになった話』  作者: 都総司
第1章 ~冒険者ギルドにて(まだパ-ティー組んでません)~
9/11

冒険者ギルド8~クエストの中身を確認しましょう~

この話で、やっと冒険者ギルドでの話は終わります。

 『ゴルゴン退治:場所、イーソの村近郊の湿地帯、適正人数 6人~、適正冒険者LV 5LV~、アコライト(侍祭)必須、経験点100、成長点30、報奨金5000G』


 そのクエスト用紙を見た僕は気絶しそうになった。

 僕の冒険者LVは1で適正LVは5。この差は大きい。それに向こうの世界の知識が通用するなら、確か石化するモンスターだったはず。こんな事に首を突っ込めるのか?


 「確か、ゴルゴンて石化能力があった筈では?」

 「勉強家ね。心配は無用よ。こっちにはなんたってフェクネスがいるから」

 「どういう意味です?」

 「彼女の種族スキル『復活』はどんな状態からでも蘇生出来るという最強の蘇生スキルの一つよ」

 「それは強い・・・」

 「まあ、反則級のスキルよね。ちなみに、報奨金の5000ゴールドって安いと思う?高いと思う?」

 「それは高いんじゃないですか?5000Gどころか10ブロンズって報奨金もあるくらいだし」

 「そこが微妙なのよね。報奨金としては確かに5000Gは破格の金額だけど、蘇生費用を考えたら危険手当も保険費用も入っていないから、結果的には安い部類に入ると思うわ。一般論だけど、蘇生費用って5000Gが最低ラインだからね。成功率を上げたかったり、人数を増やしてもらったりすれば、当然のことながら費用は上がっていくわ。上は天井知らずよ」

 「冗談じゃないですね。じゃあ報奨金の5000Gって、なんかあったらこれで対処してね、ってことですか?えげつないですね」

 「そうは言うけど、これは、良心的な方よ。中にはもっと少ない報奨金で同じレベルのクエストを出すところもあるから。その代わりに、経験点と成長点は高めに設定されているわね」

 「そうですか。」

 「淡泊ねー。このクエストをこなせばLV2になれるというのに」

 「別に。それに今回のクエストは皆さんとの呼吸を合わせる為にやるようなものですから」

 「そうね。君の『指揮』の威力を試させてもらうわよ。はっきり言ってそれが私にとっては、一番の主目的だからね。他のスキルを試してみたいけど、それはまたの機会ということで。くどいけど今回のセージ君はファイター(戦士)なんだけど、やや後衛寄りに下がって、『指揮』スキルを発動させて、私達の戦い方のクセを見極めて欲しいの。出来る?」

 「精一杯やってみますよ」

 「よろしくね。明日、出発の予定だからそれまでに荷物はまとめておいてね。じゃあ、また明日。それから、明日からはセージ君が私達のパーティーリーダーだから、よろしくね」

 「え!聞いてないですよ!」

 「うん。でも『指揮』スキルはリーダーじゃないと使えないから」

 「そうですけど・・・」

 「と、いうわけでよろしくね。パーティーリーダー」

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