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『僕が異世界に転生して、ハイスペックパーティーに巻き込まれ、リーダーになった話』  作者: 都総司
第1章 ~冒険者ギルドにて(まだパ-ティー組んでません)~
3/11

冒険者ギルド2~属性を決めましょう~

 「決まった?」


 僕は考えた。それはそうだろう。これからの自分の方向性がこの一瞬の決断で決まってしまうのだから。それでも小一時間ほど悩んで、

 「はい。ファイター(戦士)にします」

 「分かったわ。それなら今度は属性を決めなくちゃね。属性は全部で6個。基本の四大属性の風、炎、水、土と応用属性の聖と闇。これで全部で6個。まあ、ソーサラー(魔法使い)系統じゃなければ、あまり気にすることはないわね。もっとも自分では決められないんだけど」

 「自分で決められないんですか?」

 「うん。そうなの。残念ながら、こればかりはね・・・。ファイター(戦士)ならHP(ヒットポイント=体力)と基本攻撃力が高くなる炎、精神力が高くなる水、敏捷力と若干精神力が高くなる風、MPメンタルポイントと基本防御力が高くなる土、基本四大属性ならどの属性でも構わないだろうけどね」

 「応用属性だとどうなるんですか?」

 「もっともな質問ね。まず聖はHP、精神力、敏捷力が高くなる。闇はMP、基本攻撃力、基本防御力が高くなるわ。もっとも、私は初心者冒険者で応用属性持ちに会ったことないけど」

 「なるほどー」

 「じゃ、測定するからこっち来て」

と、さっきのカウンターの左側に何かがある。

 「この装置が属性測定器。属性には第1属性と第2属性があって、一応は第1属性の方が優先されるんだけどね。じゃあ、両手をかざしてみて」


 そのカウンターには大小2つのよく占い師が使うような水晶球が置かれていた。大きめの方は直径が人間のこぶし4つ分位はありそうだ。逆に小さい方はこぶし1つ分位しかない。そこに両手を置けばいいのだろうか?


 「そう。ここに両手をかざしてみてね~」

 妙にテンションの高いファリナさんを置いておき、水晶球に両手をかざしてみた。


 しばらくしてから、水晶の色が変わった。大きめの方が白、小さめの方が黒というより漆黒の闇色だった。それを見たファリナさんの顔色が変わった。


 「嘘でしょ!冗談じゃないわっ!ちょっと誰か来て!」


 僕には何がそんなに一大事だかよく分からなかった。


 しかし、ファリナさんの口調が全く変わったという事は何かが起こっている、という事だけは分かった。

2022/04/09

一部修正、加筆、削除。

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