君に捧げるー
後ほど、あとがきにてお話しますが、〝思い入れ〟があったため、心の支えとなる小説を目指しました。私のエゴかもしれませんが、これは読んで下さる皆様に、何かが残るようなものになっていたら良いなぁ、といつも以上に思う作品です。
ノートに走り書きされた、短い詩。久しぶりに見た
それは、当時の私の気持ちをひしひしと伝えてきた。
『大切な人を失った。君が学校にいないだけで、
毎日が色あせて、つまらなく感じるよ。君を失って
はじめて―――
―――君が僕の中で、どれだけ大きな存在だったのか
を実感したんだ。
お願いだから、戻って来てくれよ。
いつもオレに光を、彩りを与えてくれた。
僕は君に甘えていたんだ。もうキミにだけ頼ったり
しないから。
同じ位オレを頼ってくれよ。同じ位オレに甘えてく
れ。
―――そうやって、一緒に、色んなことを、乗り越え
て行こう。
僕は君を連れ戻す。もう一度、やり直したい。もう
一度だけ、チャンスを下さい。
―――君を
―――助け出して見せるから。 』
こんにちは。作者の春顔です。あらすじ部分にも書きましたが、これは、私の投稿する『恋の詩』http://ncode.syosetu.com/n6016cz/ と言う作品の元になった詩です。(勿論、自作です。)
作品にする中で、元ネタに手を加えました。少々思い入れのある詩(作品)でしたので、元ネタもストーリー仕立てで投稿しようかと思った次第です。
これは、最初のページは原作そのまま。何も手を加えていません。
あの頃、授業中にふと浮かんだ……そのままの詩と文です。
実は、私が中学生の頃、親友の一人が不登校になってしまいました。
これは、その時の寂しさを、心の中の少年に語って貰ったような形の詩です。
好き勝手描いているうちに、まるで彼氏から彼女へ、みたいな文になってしまいましたが(汗
私は女ですが、何故少年が語り部かと言うと、私が不器用だからです。(多分。)素直になれない私は、性別を逆転させた視点で書くことで、素直な思いを、文にしていたように思います。
その親友は、中学卒業以来、とても元気です。
実に嬉しい限りです。そして、この作品が心の支えになれたとしたら、感動ものですね。
まえがきに書いたように、読んだ方に何かが残りますように。
H27/11/28