Episode7.異動
金出の葬式の翌日
室内運動場にてわたし、天宮、菊花は落合上官を待っていた。集合時刻まであと10分ほど。
すると室内運動場の扉が開き落合上官が入ってきた。
「上官、お疲れ様です。」
「お疲れさまです…」
「お疲れ様です。」
落合上官が何かを話す前にわたしたちは普段の挨拶をする。
「みんなもお疲れ。今日は集まってもらって悪いね。今日は君たちに話があって。」
落合上官は片手に持っていたファイルを開き話し出す。
「この部隊、第7期生部隊は先日金出の死亡により欠員が出た。そうなると戦闘担当の雨花と天宮だけでは人数が足りないという問題が発生してね。」
「私が戦闘担当になるんですか?」
菊花が上官に尋ねる。
「いや、司令部も人数が減ることは困る。菊花はそのまま司令部で大丈夫。」
「では、何を…?」
何を言われるかわからないからなのか天宮が怯えがちに問う。
「第7期生部隊に第8期生部隊から1人異動をさせることになった。」
第8期生はわたしたちより後に加入した子のことをいう。一応金出がわたしたちでいう落合上官をしていた。
「第8期生から…!?」
驚きのあまり菊花が声を漏らす。
「第8期生は部隊自体の人数も多く、戦闘担当の戦力も十分にあるため上の会議でそう決まった。早速部隊異動者を紹介する。入っていいよ。」
「失礼します…!」
室内運動場の扉が開きわたしたちより一回り小さい少女が飛び出してくる。
「第8部隊の葵 日向です!」
「白月」所属
星石:黄色/武器:槍
葵 日向
「今後は第7部隊に異動となり皆さんと行動を共にすることになります!よろしくお願いします!」
緊張でからか少し早口になりながらもはきはきと葵が自己紹介を済ませる。
「思ってたのよりめっちゃ元気。あたしは菊花 千寿。司令部だから一緒に行軍はできないけどよろしく。」
菊花が微笑みながら手を差し伸べ、葵が喜びと遠慮を持ちながら彼女の手を握る。
「あ…わ、たしは天宮…里梨花です…。よろしく、お願い…します…」
「ごめんね。天宮さんは内気で…」
天宮の口下手さに驚く葵に一言フォローのつもりで言葉を入れる。
「全然大丈夫です!」
葵はにっこりと笑い天宮を受け入れた。
「あ、わたしは雨花 紫陽。よろしく」
「あ…雨花さん…お願いします…!!」
「自己紹介はそこまでにしてもらって、次の任務について話す。」
咳ばらいをし上官が口を開く。
「次は第8部隊との合同となる。」




