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#33「カテラス連れの女」B

 雷男はシックルカテラスと交戦していた。雷男はシックルカテラスに対抗する為に、アリツシックルを出現させた。鎌には鎌を、のつもりで挑んでいた。

 鎌を振り下ろされては鎌で防ぐという鎌と鎌の鍔迫り合いが続くが、決着は着かずにいた。


「やべぇな...早くしねぇとあいつが帰って来ちまう...」


 雷男が焦りの様子を見せると、向こうからシールドカテラスを連れた柔子が疾走してこちらに迫ってくる。そしてシックルカテラスに向かって柔子は言う。


「防子!あんた防子に何してるのよ!」


「その縛ってある人間か?かっ捌こうとしたんだが、邪魔が入ったんでな。こいつを掻っ捌いたらそいつも掻っ捌いてやる!」


「何ですって!そんな奴はアタシが成敗するわ!」


 柔子は紺色のアリツフォンを取り出した。


「お前もカテラスだよな?人間に紐付けられてペットになったのか?情けねえ...」


「こいつがめちゃくちゃ何だよ!」


 二人のカテラスが話をしている隙に、柔子はアリツフォンにアリツチップを挿し込んだ。


[Taijutsu In]


電子音声の後に待機音が鳴る。


「武着装!」


掛け声を言い、柔子はCERTIFICATIONの文字をタップした。


[CERTIFICATION. In Charge of Taijutsu.]


再び電子音声が聞こえた瞬間、柔子の周りに光が纏い、アリツジュッタに武着装した。


「防子を傷つけようなんて...あんた無事じゃすまないわよ」


「なにぃ!ならお前から掻っ捌いてやるよ!」


 柔子はアリツシザースを装着する。シックルカテラスは両手の鎌を柔子に振り下ろす。柔子はアリツシザースで鎌を挟んで、鎌を切ってしまった。


「俺の手の鎌が!?なら足だ!」


 シックルカテラスは回し蹴りで右足の鎌を当てようとしたが、これも挟まれてしまい、見事に切られてしまった。左足の鎌もついでのように切られてしまった。鎌を切る一連の流れは爪を切るかのようだった。


「俺の手足の鎌が〜!?こうなったらもう頭の鎌で!」


 自身の頭の鎌で柔子をかっ捌こうとするシックルカテラス。柔子は後ろに退いて躱す。


「どぉわ!?何だ急に!?」


 シックルカテラスは再び柔子に向かって自身の頭でかっ捌こうとする。柔子は紐を持って放置していたシールドカテラスを引っ張って自身の前に無理矢理着かせる。


「おわぁ!?デケェ盾に当たって、曲がってしまった〜!」


 この隙を突いて、柔子はアリツフォンにアリツブレイクチップを挿し込む。


[Break Standby]


 画面にブレイクの文字が表示され、タップする。


[Taijutsu Break]


 アリツシザースのブレイクが発動して、アリツシザースが輝き始める。

 柔子はシックルカテラスの胴体をアリツシザースで挟み込んだ。


「はぁぁぁ...イヤァ!」


 力をグッと込めて挟まれたシックルカテラスは逆に掻っ捌かれてしまい、上半身と下半身が綺麗に真っ二つに分かれてしまった。

 シックルカテラスは人間の姿に戻った...が見事に真っ二つにされてしまったため、人間の姿に戻っても胴体は別れたままだった。当然掻っ捌かれたた箇所から大量に血が流れていく。

 今までは斬ったり撃ったりしても傷は残らなかったが、今回は明確に体を分離させてしまっているために、そのまま人間に戻ってもしまった。


「おぉい!真っ二つになったままじゃねえか!これじゃあ死なせてるじゃねぇかよ!」


 雷男が柔子に声を荒げて言う。


「そいつは防子を傷つけようとしたのよ。だったら自分もそうなる覚悟がなきゃいけないのよ。だからこうなって当然なのよ。」


「これじゃあもう助からねぇじゃねぇかよ...確かに防子ちゃんを縛り上げてかっ捌こうとしようとしたが、それでも人間に戻したら病院に連れていって命が助かるかもしれねぇのに、これじゃあもうどうしようもねぇじゃねぇか!」


 防子は真っ二つになった人間の姿を見て怯えて涙を流していた。


「防子を傷つける奴なんて死んで当然なのよ!後、防子を縛ったのはアタシだし」


「お前が縛ったのかよ!防子ちゃんも怯えてるじゃねぇかよ!やっぱりお前なんかと一緒にはさせられねぇな!」


 雷男はアリツソードを出現させて、柔子に構える。


「ふぅん...そういうこと言っちゃうんだ...」


 柔子は体術のチップを抜いて、ディフェンスのチップアリツフォンに挿し込む。


[Defence In]


電子音声の後に待機音が鳴る。


「カテゴリーチェンジ...」


掛け声を言って、CERTIFICATIONの文字をタップした。


[CERTIFICATION. In Charge of Defence.]


 額のマークがシーリアのマークに変わり、柔子はアリツシーリアになった。

 雷男は柔子に向かっていき、アリツソードを振り下ろすがアリツバリアを発動されて弾かれてしまう。


「俺とした事が...焦りすぎたぜ」


 雷男はアリツアックスを出現させて柔子に振り回す。しかし一撃も当たらなかった。

 柔子はアリツシールドを出現させて、それを雷男に向かって投げた。雷男はまともに喰らってしまい、倒れてしまう。

 すると柔子は再びアリツバリアを発動させて、アリツフォンにアリツブレイクチップを挿し込む。


[Break Standby]


[Defence Break]


 雷男が起き上がった所で、柔子は雷男に向かってバリアを飛ばした。雷男はバリアに当たって吹っ飛ばされてしまい、そのまま気を失ってしまった。


「この場所、気に入ってたんだけど、こいつに知られてしまった以上は別の所にするしかないわね...」


 柔子は恐怖のあまりに気絶した防子と首を引っ張り続けられて気絶したシールドカテラスを連れてその場を後にしたのだった。

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