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プロローグ

最初の投稿です!

まだプロローグですけど、アドバイスや感想お願いします。


"筋肉"それは、古代より生きるために必要なものだった。

それなくして人類はここまでの成長はできなかったであろう。

古代から存在するマッチョ、しかしその存在は、この現代において大きく減少した.…

それは明確でとても簡単なことだ。生きるのが容易になり「必然の筋肉」を持つものが少なくなったからである。ただ、「それは便利な世の中」になった証拠であり、何も悲観することでも何ではない。

しかし、この世ではなく、「便利な世の中」とはかけ離れた過酷な"異世界"そこには、まだ「必然の筋肉」が、大きく存在しているのだ。


「……って、なんだこれ」

俺の名前は菊池きくち さとし

普通の友達ゼロ、彼女いない歴=年齢のいたってどこにでもいる悲しい大学生だ。

そして今は絶賛夏休みだ!バイトと家でぐーたらするだけでは死にたくなる…ので、暇つぶしとして漫画でも読みにと家から少し遠い図書館へと衝動的に足を運んだわけだが…

「どんな筋肉好きが書いたんだ~?これ…」

目的の本はとっくに読み終わったので、新たな刺激を求めて次に読む本を探していたところに、ふと端のほうにあったこれが気になり、開いてみたのがこれだ。

「筋肉筋肉って、異世界もののキャラクターは確かに結構がっつりしてるイメージはあるけど…それをわざわざこんなメインとしては書かねえよなぁ…」そうは言ったものの、逆にこの本の先の内容は気になる。

流れるように次のページをめくろうとした瞬間…

「ゴーン ゴーン」と図書館に時計が大きくなった。(この図書館、このうるさい時計がなければもっと利用者増えるのにな)と思いつつ、時計の針に目をやると6時に時計の針が指していた。

「やべ!もうこんな時間かよ、時計見てなかった…やばい!バイトに遅れる!」急いで本を棚に戻して俺は図書館を後にした。焦っていたのもかかわらず、頭の片隅にはあの本のことがあった。何分か道を爆速に走っているところで、ふと、視界の隅に人影がうつった。そちらに目をやると小学生高学年ぐらいに見える女の子が、平然と道路の真ん中に立っていたのだ。

そして、狙ったかのようにトラックが突っ込んできてた。そんな状況はなろう系の見すぎた幻覚、というわけでもない。それは実際に目の前で起きていたことだ。とっさにその子を暴走トラックから庇うようにとばした。ベタな状況だなと苦笑し、残された数秒にも満たない時間の中、何故かまたあの本のことが浮かぶ。[筋肉転生]、随分ばかげた題名のあの本のことが何回も頭に。

「異世界転生するにしても筋肉の世界はないだろ」その言葉を発する前に、眼前にトラックの車体が迫り、そのまま意識は暗闇に落ちた。

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