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朝ごはんは幸せの味。

 目が覚める。時刻は六時ジャスト!

 美羽ちゃんに「休みの日くらいは目覚まし切って寝たらどうですか」って言われたから。

 目覚ましを切って寝たんだけど。いつのように六時ジャストに起きてしまった。悲しいかな定時起床は社畜の(さが)である。

 にしても、二度寝するほど眠くもないし。いつも通り朝ごはん作るか。

 美羽ちゃんを起こさないようにそっと布団から抜け出してキッチンに向かった。


「何作ろっか……」


 冷蔵庫を開けたらそこにはお鍋の材料が入ってました。それはいいんだよ、今日の夕飯の食材だし。

 問題なのは、朝ごはんの材料買い忘れてた!!

 ご飯はある。昨日の夜炊いていたしね。でもおかずになるものが無きゃ駄目だよ。買いに行くしかないか。

 でも、くっ! 今の時間じゃスーパーは開店前だし、朝ごはんの食材を買えそうなのは……


「あ、焼き鮭の切り身売ってる」


 と言うことで、コンビニに来てます。二十四時間やってて、朝ごはんの食材が売ってるところなんてここしかなかったんだもん。

 いやー最近のコンビニって朝ごはんの材料がそろうんだね。豆腐とか油揚げも売ってるし。レンチンする焼き鮭も売ってるしさ。


「焼きプリン美味しそー。食後のデザートに買って行こ。あと飲み物を……」


 帰って来たよ家に!

 さて、美羽ちゃんが起きてくる前に朝ごはんを作っちゃお。お味噌汁作るだけなんだけどねー。

 鍋にお水を入れて、そこに煮干しだしパックを投入!

 これ楽でいいよね、すごく便利。たまにパック裂けちゃうことあるけどねー、その時は割りばしで挟んでお鍋に入れれば問題なしよ。酔ってやるとよく破くんだよね。

 んで、お豆腐を一口サイズに切って。油揚げはちゃんとお湯かけてから入れてと。

 そしてすき焼きのねぎをちょっと拝借して入れれば、お味噌汁は完成よ!


「えとさん、おはよです」

「おはよ、美羽ちゃん。顔洗ってさっぱりして来たら?」

「そうします……」

 寝ぼけて、目をこすってる美羽ちゃんも可愛いなー。着ぐるみパジャマってところが更にかわいいよね。今日はクマさんの着てるんだよ。ウサギとか猫とかのもあってさ、可愛いの塊なんだよね。そして顔を洗った後に。

「おはようございます///」

 って恥ずかしがってるのがってるのもまた可愛い。ちなみにこのパジャマを買ったのは美羽ちゃん自身です。


 そして着替えてきた美羽ちゃんと一緒に朝ごはんを食べる。


「お味噌汁、ご飯、焼き鮭って健康的な朝ごはんですね。サラダもありますし」

「でしょー」

「で、左手に持ってるチューハイは何ですか?」

「え、飲み物」

「没収です。チューハイは夜まで我慢してください」

「そんなー」

「今日くらいは、酔ってないエトさんと過ごしたいんです……」

「美羽ちゃんっ」


 私は目をウルウルさせながら。


「夜までお酒我慢するね!」


 と宣言した。ついでに


「できれば夜はお酌してほしいなーなんて」


 と言うお願いをしてみたら。


「いいですよ」

「やったー!」


 美羽ちゃんにOKしてもらえたから私のテンションは爆上げ中。


「あーご飯が幸せの味がする」

「そうですね、幸せの味がしますね」

「うん!」

皆さまの感想が糧になります。もちろん評価でも。

面白いと感じていただけたのなら、感想と評価をお願いします。

いつも誤字報告ありがとうございます

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