大人の時間2
本編に関係ないので読み飛ばしても大丈夫です。
感想が欲しいです、なんてことは置いておいて。欲しくないわけではないですけど。
この小説は私が単純に書きたくなって描いてるものです。なんかおっきいテーマがあるとかは最初はなくて。今もあるかはわかんないですけど。
そんな感じに、結構この小説は曖昧です。私の書き方というのも四年くらい書いてて定まってないですし今も書きながら試行錯誤してます。なので読みづらかったりするかもしれませんが、ご容赦の方をよろしくお願いします。
一応この小説は、千文字くらいの短いのを重ねようかと思ってます。手軽に読めることを目指して。
「おおぅ、なんかお高そうな店」
しっちゃんと来たのはビルの中にあるレストラン。しかもっけこうな高層ビルだから眺めもいい。ここはお値段が高そう、しっちゃんのおごりだけど。
「美味しいらしいわ、来たことはないけど口コミが良かったの」
「ちなみに何食べれるのここ」
「チーズフォンデュとか、メニュー見ればわかるわよ。イタリアン系ね」
しっちゃんは席の予約もしてたみたいで、窓際の夜景の綺麗な席だった。ロマンチックだけど、一緒にいるのがしっちゃんだから何とも言えない。
「エビのトマトパスタ、カルボナーラに牛肉の食べ比べ。チーズフォンデュ。んー悩ましい」
「食べれるなら、何個頼んでもいいわよ」
「いいの?」
「ええ、デートだし。好きなの食べて」
「じゃあ、エビのパスタとチーズフォンデュ頼もうかな」
「じゃあ私はペスカトーレとカルボナーラにするわ。すみません」
料理が届くまでの間、これと言ってすることがない。というか何したらいいかわからない。話をしようにも何を話していいかわからないし。だから、窓から夜景を見ることにした、何も考えなくていいし。
夜の街は、なんか寂しい。繁華街はまだ光がついてるけど、そうじゃ無い場所は真っ暗だから。美羽ちゃんは、多分一人で寝てるのかな。暗い部屋に一人で。私だったら、すごく寂しい。そう思うようになってきたのも最近だけど。美羽ちゃんと過ごすうちに、一人でいることが寂しくなっちゃった。
「エト」
「何?」
「私は期待してもいいのかしら」
「期待って何を?」
「私とエトの関係を。デートに誘う前は断られるかもって思った。だって、女が女を好きになるのって普通じゃないから。私はそれを高校でいやというほど味わった。だから大学じゃ普通に見えるように過ごしてた。エトのことが好きになっても、心の奥に閉じ込めてた。でも、今エトは私の前にいるじゃない。これって期待してもいいの?」
「期待していいかは、私にも正直わかんないよ。別にしっちゃんが私を好きでいていいと思ってる。でも、私がしっちゃんを好きになれるかは正直わかんない。誰かと付き合ったことないからさ、誰かを好きになるってよくわかんないし。愛ってなんだろって思う時もあるし。でも少なくとも、しっちゃんを拒絶することはないから。だから、しっちゃんがデートしたいっていうなら付き合うし。あっ、体の関係は駄目だよ、美羽ちゃんいるし」
まあ、その美羽ちゃんに初めて奪われてるけどね。
「さすがにそこはわかってるわ」
「お待たせいたしました」
ちょうどいいタイミングなのか、間が悪いのか。料理が運ばれてきた。いい匂いで凄く美味しそう。
毎日更新のつもり!
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