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特大の爆弾は身近に存在していたようで。

簡単に言えば、昨日と言い今日と言い。倒れてました、主に疲労で。とはいえこんなことは理由にならないので、更新頑張ります。感想とかもらえるとモチベーション上がるんですけどね……なんて言ってみたり

「それでしっちゃん、何時にホテル戻るの。結構遅いけど」


 まだ晩御飯もまだだったから、三人で仲良く食べてます。しっちゃんと食べれて美羽ちゃんは嬉しいみたい。すごくニコニコしてるし。


「泊まるわよ」

「え」

「そうなんですか、嬉しいです」

「エトは、送ったメッセージくらい見なさい」

「しっちゃんが見せてくれなかったんだよ」


 もう一つのスマホをに来てるメッセージを見れば確かにそんなことが書いてある。あるけど。


「しっちゃんの分の布団がないです」

「ソファーでいいわよ。何となく予想出来てたし」

「まあそれなら寝れるかな」

「食べたら毛布出してきます」

「お願いね美羽」


 こうしてみると、しっちゃんと美羽ちゃんの親子感がすごい。まあ実際にそうなんだけど。


「これ美羽が作ったんでしょ、料理うまくなったわね」

「薫子さんほどじゃないです」

「どうかしらね、そのうち追いつかれそうだわ」

「また薫子さんの料理食べてみたいです」

「じゃあ明日の朝作ってあげる」

「いいんですか」

「ええ、家主がいいって言うならね」

「エトさん」

「あ、うん。どうぞ」


 なんかもう、二人だけの世界っていうか。私が会話に入っていけないよ。これが家族ってやつなんだね、なんかいいなー。実家が恋しくなる。

 和気あいあいと会話は進んで。まあ私はそんなに参加しなかったけどね。邪魔しちゃ悪いし。そして片付けして、さお風呂にというところで。事件? うん、事件は起こった。

 とりあえず美羽ちゃんが先に入って、しっちゃんは後からでいいっていうからお風呂に入ったんだけど。何やら脱衣所の扉が開いて、誰か入って来た。バスタオル忘れたりするから、美羽ちゃんが持ってきてくれたのかなって思ったんだけど。違った。美羽ちゃんじゃないということはつまり、そういうことなわけで。


「あれ、またバスタオル忘れちゃったかなありがと美羽ちゃん」

「美羽じゃないわよ」

「あれ、しっちゃん?」


 脱衣所に入って来たのはしっちゃんだったみたいで。お風呂場の扉越しに何かしてるのが見えた。具体的に言えば、服を脱いでる感じで。


「入るわよ」

「えっ!? ちょっまっ」

「入るって言ったら入るのよ」


 お風呂場の扉を開けてきたしっちゃんは、何も纏ってなくて。ついでに言うなら顔が赤かった。しっちゃんの顔が赤いよいうことはつまりだ。


「しっちゃんまさか、上がったら飲もうと思ってたビール飲んだり」

「したわよ、いいじゃない飲んだって」

「うん、まあ別にいいのはいいんだけど。酔ってたり……」

「するわよー」

「やっぱりっ!」


 しっちゃんはとってもお酒に酔いやすい。酎ハイ一本でも酔っちゃうくらいに。だから外では絶対に飲まないし、誰か知ってる人が居ないと飲まないようにしてるんだけど。場所は私のアパート、そしてもちろん親友の私がいるわけで。しっちゃんがお酒を飲む条件は整ってた。


「ほらエト、洗ってちょうだい」

「自分で洗ったらいいじゃん」

「エトに洗ってほしいの、いいでしょー」

「もう、仕方ないな」


 酔ったしっちゃんはとりあえず甘えまくる。見境なくかどうかはわからないけど。友達がいるときじゃないと飲まないから。

 まあ、しっちゃんも仕事で疲れてるだろうから。私もついついしっちゃんには甘くなるというもので。


「わかったから、大人しくしてね」

「もちろん」

「しっちゃんって、お酒飲むと甘えん坊になるよね」

「だって、お酒飲んだ時くらいしかエトに甘えれないし」

「夜兎ちゃんにだって甘えてるじゃん」

「あれは照れ隠しなのよ。本当はエトに甘えたいのー」

「はいはい、ほら動かないで」

「本当なのよー、エトのこと好きなんだから」

「私もしっちゃんのこと大好きだよ」

「ほんと、両想い?」

「そうだね両思いだね」


 なんか、大きい子供相手にしてる気分。


「あっ、動かないでってば。泡が目にっ」


 今起こったことを簡潔に言うと。しっちゃんが振り向いてキスしてきた。

 大事なことなのでも一度。しっちゃんにキスされたっ!

 なんでどうしてこうなってるのかな。甘えん坊でも度を越してないかな、あれー?


「しっちゃん、キスっ」


 あっ、キスはビールの味でした。ってそうじゃなくて


「だって、両思いでしょ?」

「好きって親友としてって意味なんだけど。というかこのキスは一体なに」


 しっちゃんの顔がゆでだこのように、さらに赤くなっていく。もうこれ以上はないってくらいに。


「あのーしっちゃん?」

「あわあわあわあわ」

「泡?」

「好きだから、キスしたの。エトのこと好きだからーっ!」


 と言ってしっちゃんは泣き出してしまって。とりあえず、頭流そうかな。うん。

毎日更新のつもり!

面白いと感じていただけたのなら、気分でぽっちと感想と評価をお願いします。

いつも誤字報告ありがとうございます。大変助かっております。

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― 新着の感想 ―
[良い点] まずはじめに。 【疲労】というのは充分に休息の理由になるものです。 こんなことは理由にならないから頑張るとかいうのは危険ですよ? ご自分のお体をもっと大切にしてください。 ここは会社でもな…
2021/05/05 20:35 匿名パンダ
[良い点] あらららら 姪に横からかっ攫われる(っぽい?)とは [一言] 親による虐待ってどうしても親の権力が強くてなかなか解決が難しいイメージがありますが、しっかり打ち勝って幸せになって欲しいです…
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