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自主練中の未知との遭遇

海の生物は知らないものが非常に多く…………

93話


「よーい、ドン!」


 クラフトとミューが同時に駆け出す。


「にゃっ」


 その様子を見たウィントが心で何かを察知し、

駆け出した。


「さてと…………」


 アレウスも全速力で駆け出し、2人と1匹を

追い抜いた。


「ニャー! フニャア!」


 アレウスはゴールラインの真横に陣取り、

ウィントはその肩に飛び乗った。悔しそうな

表情から察するに、3人に勝ちたかったようだ。


「ゴール!…………同着だ」

「むうぅ~~、中々勝てないよぉ~~!」

「俺だってそう簡単には負けられないさ」


 どうやらミューが現実で出場する陸上大会に

向けた練習だったようだ。


「やっぱ筋肉量だな。1週間後の弓道大会が

終わったら、少し本格的に鍛えようぜ」

「うん!」

「あ、そうだ。クラフト、前言ってたあれ、

出来たか?」

「ああ、早速使ってみようか」


 そう言って、大砲のような何かを出した。


「よーし…………時速200km位が良いかな?」

「いーねいーね! さぁ、来い!!」


 クラフトが色々と装置を弄ると、円形ゾーンが

発生した。球を打ち返した速度と方向によって、

結果を報告してくれるらしい。


『ボッ!!』


 球が時速200kmで放たれた。


「オラッ!!」


 普通に打ち返したところ、機械から

『ホームラン!』と声が聞こえてきた。


「よく反応して打ち返せるよねぇ~」

「まーあryu…アレウスは銃弾とかも普通に

避ける反射神経持ちだからな。多分フリッカー

融合頻度が他の人より多い、あるいは集中力を

高めた時なんかに瞬間的に増加させているん

だろうな」

「フリッカー…………融合頻度??」


 ミューは聞き慣れない言葉に首を傾げた。


「簡単に言えば、時間感覚の早さだよ。人間だと

時計の秒針が1秒に1回動いているように感じる

けど、猫やハトは秒針が動くまでに1秒以上経過

している風に感じているんだ。つまり、スロー

モーショナルに見えているんだ」

「それがアレウス君にも起きているの?」

「多分な。興奮した時限定なのか、常時なのかは

知らんけど」


 と、その時だった。


『グオオオオオッ!!』


 巨大な水柱を上げ、海神の蛇のような100mは

あろうかというモンスターが現れた。


「キャッ! 何っ!?」

「あれは…………SSS級モンスターのリヴァイアサン!!」

「何その偉い人みたいな名前!」

「そう言う名前だ。それと、後ろ隠れるなら

せめて弓構えて!」

「あっ、ゴメン!」


 そう言って、背負っている弓矢を構えようと

したのだが…………


「あっ…………私達リアルフィジクスモード中

だよ……………………」


 ミューの発言に一瞬間を置いてクラフトが


「あーーーーーーーーーーーー!!!!!」


 ものっ凄いミックスボイスで叫び散らしたの

だった。


「全員武器を構えろ!! レイル、ジャンヌは

大砲を撃て!」


 レオナルドも指示を与えたのだが、先に動いた

のはリヴァイアサンだった。


『グポギュルルルルルッッッ…………』


 高圧の水と叫びが混ざった音を発しながら、

ブレスを放つ準備を終えたのだった。


「うおっっしゃあああっ!! マッハのホームラン

行っくゼエエエエッッッ!!!!!」


 リヴァイアサンが大口を開け始めたと同時に、

アレウスは時速400kmのボールを音速の

バットで打ち返した。


『ボゴホッバ!!!』


 硬式野球ボールは音を置き去りにし、リヴァイア

サンの顎に直撃した。リヴァイアサンの頭は上を向き、

吐き出そうとしていた超高圧水流が爆発した。


「集中砲火!!」


 すかさずレオナルドが全員に攻撃指令を下した。


「うお!? なんじゃこりゃあ!!」


 バッティングに熱中していたアレウスは、

このタイミングでリヴァイアサンの存在に

気づいた。


「巨大水棲モンスターに遭遇したんだよ!」

「リヴァイアサンだか偉そうな名前だったわ!!」


 ノーマルモードに切り替えた2人は、それぞれ

クラフトがアンカー突き刺し式高圧電流装置で、

ミューが上級jobボウマスターの弓技で攻め立てて

いく。


「ウィント、ゲイルダッシュからの紫電の頭突き・瞬!

スパロウ、ハイポイズンファング! ウッディ、

超全霊擊! フラッシュ、パワーテイル!」


 ウィントが得意の速攻頭突きを行い、

スパロウがアレウスのバットから跳び立って、

猛毒の牙を立てた。ウッディはアレウスから

投げ渡された片手斧を受け取ってから、関節を

外した強化技を繰り出し、フラッシュは

アレウスのバットの助力を借りて強烈な尾の

一撃を繰り出した。


「俺は兎に角殴りまくるだけだぜっ!!」


 両腕でバットを振り回し、超音速の超連打を

何百発も食らわせた。


『グオオオオッ!!』

「フニャッ!」


 リヴァイアサンはウィントとスパロウを

振り払い、逃走を開始した。


「逃がすな! 追い込むぞ!」


 レオナルドの号令と共に、船が前進する。

この手のモンスターも倒せば褒賞が与えられる

のだ。


「皆さんはあっちです! ここは俺と隊長が引きます!」


 アレウス、ウッディ、レオナルドが左の

ロープを引き、他の面子が右のロープを引いた。

これで帆は張れたので


「ウィント! 連続で爆風とゲイルダッシュを

繰り返せ!」

「ニャゴーーーーッ!!」


 ウィントが足に纏った風も飛ばす爆風を

巻き起こし、船を加速させた。風はウィントの

MPが引き起こしているため、作用反作用で

船が動かないなんて事にはならないのだ。


「狩るぜ。リヴァイアサン」

・全ての船の特徴について

 大航海イベントでは、ギルドごとに船を拠点として

冒険していく。イベント中は街に行けなくなるため、

船には自室の他にも転職ギルドと武具屋、道具屋が

設置される


評価point700超えありがとうございます!

更に励んでいきます。

次話は12/16の昼頃に更新します。

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