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ユーザー同士の海上戦

寝落ちして予約投稿が遅れました。

92話


「ウィント、乱れカマイタチ!」

「ニャニャニャニャニャ!!」


 5連続のカマイタチで、迫り来る人喰いカツオの

群れを一掃した。


「スパロウ、ヴィスケスフレイル!

そしてぶん回して一掃だ!」

「シュシュシュシュッ!!」


 1体の人喰いカツオに粘着力のある糸を巻き付け、

振り回して別の群れを一掃した。


「ウッディ、右のやつにリーフ手裏剣! 左のやつは

引き込んでガトリングナックル!!」

「ウキキャキャキャキャ!!」


 右の人喰いカツオに草の手裏剣を投げ、左の

人喰いカツオは引き込んでから拳の連打で倒した。


「フラッシュ、あそこでまごついている奴等に

エアロストライク!!」


 水面を最高速度で泳いでいたフラッシュは、

低空を滑空し始め、身体を振るわせた。そして

その速度と振動のまま突撃することで、ついに

人喰いカツオの群れを全滅させることに成功した。


「よっし! そろそろ戻るか」


 そう言って、アレウス達は船へと戻った。


「へー、その子が新しいモンスターのフラッシュ君

なんだねー!」

「フライフィッシャーか。素早そうだな」


 戻ってそうそうフラッシュを仲間達に紹介した。

モンスターも徐々に充実している。


「良いなぁ…………動物好きだけど、両親がそれぞれ

犬猫アレルギー持ちだから、動物園に行くしか

ふれあう事が出来ないんだよねー…………」


 ミューがリアルの環境から、動物の温もりに

飢えている心境を話した。


「うーん、だったらそれこそテイムすれば

良いんじゃねーかな? 大航海時代が終了

してから、一緒にテイムしに行こうぜ。

クラフトもな」


「うん!」

「俺は機械生命体だけならテイムするわ。他は良いや」

「そうか」


 と、その時、向こうでどぎつい色をした

花火が上がった。


「あれって…………」

「私掠船の宣戦布告だね。さて、こちらは」


 レオナルドがジェルマンに合図を出し、

彼がロケットランチャーを上に飛ばした。

応戦の意思を見せたのだ。


「全員配置につけ! レイル、アレウスと

モンスターズは攻めに行け!」


 そう言うわけで、アレウス一行とレイルが

特攻部隊として海から攻めに行った。


「とうちゃーく!」

「「「「嘘だろ!?」」」」


 忍者軍団で編成されているギルド『saizo』の

船にアレウスが降り立った所、彼らは忍者らしからぬ

驚き方をした。


「ウィント、風を巻き起こせ! スパロウ、麻痺毛針!」


「「「ぐああああっ!!」」」


 風で動けないところに麻痺効果がある毛を

飛ばすというシンプルで極悪なコンボを成功

させた。


「ウッディ、アームウィップ! フラッシュ、

ウォータースナイプ!」


 動けない忍者達にとどめを刺すのは新米2名。

より多くの経験値を与えていく。


「おっ…………」


 下の階からくノ一軍団が現れた。


「え? なにこれ…………」

「ちょっと! 下に棟梁が苦戦する忍男が現れた

ってのに、何死にかけてるのよ!」


 どうやら船底から侵入したレイルによって、

下は制圧間近のようだ。


「スパロウ~」

「カチッ、カチッ」

「ん? キャアアアアッ!!?」


 スパロウが気配を消してくノ一の1人に忍び寄り、

突如気配を発したことで、彼女をパニックに陥らせた。


「え!? 何!?」

「蜘蛛!!」

「いやああっ!!」


 姿はくノ一でも、現実だとただの女の子(あるいは

おっさん)だ。巨大蜘蛛が足元にいたらこうなるのも

仕方ない。


「よし、4人で2人ずつ倒すんだ(転んだ娘、

丸見えだったな…………)」


 要らんことを考えながら、4人にくノ一達を

倒させた。


「ぐあああっ!!」


 棟梁らしき人物が、船底へ続く階段から

吹き飛んできた。


「俺さえ逃げれb…」

「おっとぉ! 運が悪ぃな!!」

「お前は……なんだその手足! キモッ!?!?」


 アレウスが関節を外した両腕両脚を棟梁に

かけたことで、処刑台の十字架にしたのだ。


「レイルさん、とどめを!」

「サンキュー、ベリーマッチョ!」


 とどめはレイルの投げたクナイが胸に刺さり、

これにて敵船を制圧したのだった。

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外が白くてビビりました!

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