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宴会と死の挙上

すいません、忙しいので短いけど勘弁してください!

そしてブクマ200人超え、ありがとーうございますっ!

40話


「乾杯!」

「「「「「「乾杯!」」」」」」


アレウス達のB級昇格と、ミューのD級昇格の

祝いパーティーが始まった。


「これが…………ビール!!」

「これが…………ワイン!!」


アレウスとミューは飲んだこともないビールと

ワインを前に、緊張している。


「へへっ、流石のアレウスと言えども緊張して

そうだな。未成年でも大丈夫だ、あくまで

仮想現実だからな!」


既に樽2杯のビールをイッキ飲みしたレイルが、

馴れ馴れしくアレウスの肩に腕を回してきた。

完全に酔っている。


「そうそう、リアルで未成年飲酒せずに、

アルコールを体験できるのがSAFの良い

ところだから、アレ君もミューたんも

どんどん飲んでね!」


「ウ、ウッス……」

「はーい……(ミューたん…………??)」


「まぁ…………レイルみたいになるまで飲むのは

どうかと思うけどね…………」


ジェルマンが流石にあれはと言った表情で、

高速スピンしながら樽一杯のビールを飲んでいる

レイルを見ている。


「取り敢えず今出ているものだけでも飲んでみようぜ」

「そうだな。飲もうぜミュー」

「うん」


リアルで同年代のクラフトに誘われて、

年少組3人は一斉にアルコールをとりあえず飲んでみた。


「苦ぇ!!?」

「ワ、ワインってこんな味なの!? 大人達って

よくこんなの飲めるね…………」


初めてのアルコール類の味に2人は四苦八苦

しているようだ。


「まぁ~初めて飲んら時はぁ~~…………

そうなるわなぁ~~……………………」


「「副長!?」」


何故か滅茶苦茶酔って、突っ伏しているジャンヌに

2人は驚く。


「ああ、無茶してアルコール度数40%の

ウォッカを飲んだんだ。飲みすぎはこうなる

という良い例だな」


レオナルドはそう言いながら、同じウォッカを

ガブガブ飲んでいる。


「逆に隊長みたいにアルコールに強いと、

あんな飲み方をしても平気なのさ」


「なる程なぁ~、これが宴会ねぇ~~」


アレウスは現実で酒を飲んでないが故に、

けた外れに羽目を外す若者達を見て、

宴会というものを学んだ。


「ア、アレウス君…………なんかクラクラする…………」

「お、おいっ…………!?」


アレウスは、突然顔を赤くして腕に纏わり

ついてきたミューに戸惑う。


「ミューは随分と酒に弱いらしいね」


「う~ん、パパもママも弱かったからもしゃと

思たけろ…………わたひほひょははっはほぉ~~」

「途中から何て言ってるかわかんねぇぞ」


「2人とも、酔いを醒ましたいときは

一旦ログアウトすれば良いよ」


「そうか。ありがとよ」

「ちゅうらんれぇヴ~」


ミューのアバターがボヤけた。そして数秒後


「あっ、スッキリしてる!」


酔いが覚めて嬉しそうな顔になった。


「……って私、アレウス君の腕にしがみついてたの!?」


「やっぱ気づいて無かったのか…………」


「迷惑かけてゴメンね!」


「いや、それくらい別に…………」


アレウスはある方向を向いて、苦笑いを浮かべた。


「ん? あはは…………」


その方向を向いたミューも苦笑いを浮かべた。


「10杯目ぇぇぇええ!!」


レイルがビール樽を10杯も飲んでおり、

ジャンヌ、マリリン、ジェルマンが何杯

飲めるかで賭けている姿を見たからだ。

そして騒がしい時間はあっという間に過ぎていき…………


「よし、準備は整った」


自室で320kgのバーベルを用いてデッドリフトを

していたらしい。


「リアルに戻って…………」


ログアウトし、筋トレルームへ行く。


「ウォームアップを終えたら320kgセットして…………」


バーベルからは1人で上げれるの? と、

言わんばかりの威容が放たれている。


「挙げるぜえええええええええええっ!!」


腹圧を維持しながら叫ぶと言う凶行を成し遂げ、

無事に記録を20キロ上書きした。


「ぜぇ……ぜぇ……足りないねぇ。記録10キロ

オーバーくらい誰かがすぐに成し遂げちまう。

後30キロは増やすぜ!」


それから1日が過ぎ、土曜日になった。


「よっし、午前中からSAFをやるか!」


金子隆二(アレウス)の冒険はまだまだ続く。

次回はキャラ紹介です。

ブクマ、星5つを着けてくださるとやる気が上がります。感想やレビューも引き続きお待ちしています!

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