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魂と幽霊船

クラフトの解決策とは…………?? そしてあっさり

やられたベラミーだったが??

104話


「へぇ、ぼくの目で追える程度の速度しかないのに

倒せるって? どんな方法を使うつもりなのかな?」


「こうするんだよっ!」


 クラフトは盾を構えた状態で、直線的に突進した。


「こんなの…………おお?」


 ジョンは先程同様、クラフトの盾と爆薬を

入れ替えた。しかし、入れ替えを行った瞬間に、

クラフトは後退したので驚いた。


「行動パターンは学習した! 次行くぜ!!」

「面白い!」


 煙に紛れての突進が来ると思ったので、ジョンは

タイミングを見計らって入れ替えを発動させた。


「ぐおおっ!!」

「きゃっ!?」


 どうやらクラフトは爆薬を諸に食らったらしく、

イシュタルの膝の上で寝かせられながら回復

ポーションを飲んでいたミューの眼前まで

吹き飛ばされたようだ。


「さ、作戦あったんじゃなかったの!? クラフト…………」

「ああ、大成功だ。おい、ジョン。今、

手に持っているものを見てみろよ」


「ん?」


 よく見ると、それは火の着いた縄がくくり

つけられており、縄の長さは既に1ミリ以下

だった。


「爆d…うぎゃああああっ!!?」


 反応する間もなく、爆発を全身で受けることに

なった。加えて彼は無数の爆薬を持っていたので、

皮肉にも追加ダメージを食らうこととなり、即死

することとなった。


「や~、上手くいってよかったよ」

「危うく全滅しそうだったね…………」

「クラフト…………その…………ありがと」


 ミューがやや申し訳なさそうにクラフトの

手を握りながら感謝を伝えた。


「や、あ、別に良いって。誰だって失敗は

するものだしさ!」


 手を握られたことで、女性に対する免疫0の

クラフトは赤面した。


「でも、2度もガン見したことは一生許さないわ。

状況打開したからチャラにはするけど」

「あ、はい…………」


 まぁ、真顔かつ低い声で釘を刺されたので、

すっかり赤面は収まったのだが。


「しがらみが消えたわけなので、得物と戦利品を

回収して先に行きましょう」

「うん!」

「おう!」


~スパロウ・ブルーサイド~


『ヴオオオオオ…………』


「なんて風力だ!」

「私の糸、使エナイ!」


 2人の亜人は人魚姫が巻き起こす強風に、

手も足も出せないようだ。


『ぬおおおおおっ!!』

「おりゃあああっ!!」


 人魚姫の掌から放たれる高圧旋風に対し、

スパロウはフレイルの投擲で対応した。


「威力…………タリナカッタ!」


 しかし、射出速度が不十分だったらしく、

鉄球の速度はみるみる減速している。


「助太刀いたしますっ!!」


 すかさずブルーが高速連打を鉄球におみまい

することで、減速を抑えて加速までさせた。


『ぬぐうううっ!!』


「姫! お目覚め下さs…」

「アブナイ!」


 人魚姫はブルーに出来た隙を逃さず、速射性に

優れた簡易的な風魔法を放った。


「助かりました!」

「油断シナイ! 助けたいならナグル!」

「それしか無いのでしょうか…………」


 間一髪、スパロウが全速力でブルーを

かっさらったため、助かったようだ。

しかし、ブルー的には人魚姫を殴って

気絶させることは気が進まない様子だ。


『キィィイィイイィイィィィ!!!』


 人魚姫は断末魔にも似た声を張り上げ、

大規模な風魔法の準備を行い始めた。


「時間がナイ! ブルー、アテミスル!」


 スパロウは、これを放置したら2人とも

やられると判断したので、ブルーに当て身を

命じて投げ飛ばした。


「ごめんなさいっ!」


 投げ飛ばされたブルーは、銛の持ち手を人魚姫の

首筋に当て、気絶させた。


「や、やったよ…………これで、良いんだよね…………??」


 ブルーは人魚姫を殴ったことを悔やみつつも、

一先ず危機を脱したことを確認した。


「…………オカシイヨ。悪霊、デテコナイ」

「…………本当だ。人魚姫様! 早く起きt…」

『ゴガッ!!!!!!!』

「なっ…………!??」

「ナニ!?」


 轟音と共に、突然船が揺れたことに、2人とも

驚き戸惑った。


~アレウスサイド~


「こうなる気はしていたぜ。ベラミー、お前は

あまりにもあっさりやられてたからな!」


『その通り。人間の頃の肉体なぞ、これから

見せる本気の足元にも及ばないぜ…………まずは

溺れさせてやろう!』


 次の瞬間、船に大量の海水が入ってきた。


「全員マスクそうちゃーく!」


 クラフト特性超軽量酸素維持装置だ。…………最も

酸素カプセルありきの道具ではあるが


「さて、こっからは魚が相手かな…………うおお!」


 船の一部が出っ張って来たので、身を

よじって回避した。


「まさかとは思うが、船と一体化したのか!?」


 何となく出っ張りを真っ二つにへし折りながら、

聞いてみた。


『その通り。俺を倒しきるにはそうだな…………

外側から船全てを粉微塵にするような攻撃が

必要だぜ!』


 ベラミーはそう言うと、一体化した船を

自在に変形させ、アレウス達を押し潰そうと

し始めた。


「潰れてたまるかぁ!! 兎に角飛んでくる

木材の破壊だ!」


 ウィント達にもシンプルな解決策を伝え、

行動に移ってもらった。


『ああそれと、壊した木材だが、船の一部に

触れたら再び俺の肉体の一部に戻る。つまり

内側からの破壊は不可能だ!』


「くそっ! 脱出だ!」


『させねぇぜ。それと、仲間達は大丈夫かな?』


「やべっ…………あいつら!」


~クラフトサイド~


「何か洪水発生したんですけどぉ!?」

「マスッ…ガポポッ!!」


 マスクをつける前に、海水に飲まれてしまった。


(このままでは死んでしまいますわ!)


 イシュタルは軽く絶望してしまった。


(マ・ス・ク・つ・け・ろ)


 クラフトは身振りと口の動きで2人に

酸素マスクをつけるように伝えた。


(それですわ!)

("パンツ見えた"って…………ここで言うこと!!?)


 イシュタルは直ぐに察したのだが、ミューは

口の動きを間違って読んだらしく、全身で怒りを

表し始めた。


「マスク着けろって言ったんだよ! 俺は変態

じゃねぇ!!」


 クラフトからしてもふざけてるのかといった

感じだったので、普通に怒った。


「そ、そういうことだったのね。変なことの

考えすぎで全国一の頭脳を失ったんかと思ったわ」

「頼むからその件については戦闘中は忘れてくれ…………」

「あっ、ボム!」


 突如机が勢いよく飛んできたので、初級爆破魔法で

相殺…………というより消滅させた。


「こういうときは軽くて丈夫な盾だ。ミューは

俺達の間に居ろ」

「う、うん…………」


 またしても役に立てないことを気にしながらも、

事実なので受け入れざるを得なかった。


~スパロウ・ブルーサイド~


「むぅ~…………水の中はハヤク動けないんだよ~~」


 スパロウが環境の変化を愚痴った。


「…………こうなったら何がなんでもボクが絶対死守

します!」


 ブルーからすれば得意な環境に変わったので、

先程のスパロウに報いようと考えている。その上で


「しかし、人魚姫様も強くなっています。

くれぐれもご注意を」


 相手の戦闘力の上昇も指摘した。

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