表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/14

第8話 一人孤独に…

光が見えた。

ドアを開けるとまばゆい光に包まれて後ろへ押されたのが最後の記憶だった。


「大丈夫ですか?!大丈夫ですか?!」


ユサユサ寝かされた体が揺れる…

何処かへ運ばれている感覚に気付き目を開こうとするがまぶたが開かない…


「ぁ…ぁぉ…」


声を出そうとすると喉が焼けるように痛む。

それでも必死に意識があることを伝えようと手を上げる…

だがあまりの痛みに浮かせた手を直ぐに置いてしまう。

一体どうしたのかは分からない、ただ自分が大怪我を負っているのだけは分かった。

そのまま意識は再び闇の中へ沈んでいった。





ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…


気が付いたら全身包帯でぐるぐる巻きになった状態で寝ていた。

少しだけ開いたまぶたから見えた自分の体に思わずミイラ男を想像した。


ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…


継続的に聞こえる機械音が自分の脈拍を知らせているのは直ぐに分かった。

自分の心臓の鼓動と少しずれて聞こえる音に耳を傾けて目を閉じた。

あの男は誰だったのか…


ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…


あぁ…ワシの人生って…なんだったん…だろ…う……な………


ピーーーーーーー…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ