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~異世界召喚されたら村人より少し強い程度の魔王になってしまった~

初めての執筆の為、誤字脱字等あると思います。見つけた場合は教えて頂けると有り難いです。拙い文章ですが楽しんで頂けると幸いです。


プロローグ


今日、俺、相部彼方(アベ カナタ)は中学校時代の友人と遊びに出かけていた。今年の春、それぞれ別の高校に進学し、会う機会が減ってしまっていたため少し羽目を外してしまい、帰る時には辺りはすっかり暗くなっていた。


「このメンバーで遊んだのものも久しぶりだなぁ」

「そうだね、それに皆少し雰囲気変わってて新鮮だったし!」

「彼方の身長は相変わらず小さいままだったけどなぁ?」


俺がそう言うと、楽しそうに言葉を返してきたのは、樫本匠(カシモト タクミ)、俺と同じ高校に通う眼鏡をかけた、真面目な印象の青年だ。そして、俺を小馬鹿にしてきたのは、内藤依里(ナイトウ イヨリ)、俺の通う高校の向かいの高校に通う。常についた寝癖とぽっちゃり体型がトレードマークの元自宅警備員だ。


「彼方が小さいせいですぐ見失うんだよな」

「それは思う」

「それは、嫌味か?だったらお前らの身長俺に寄越せや!」


追い討ちをかけてきたのは、太田陽(オオタ ハル)、180センチ以上の長身の持ち主だ。それに同意の声を挙げたのは、飯塚琢磨(イイヅカ タクマ)、小竹より少し背は低いがガタイが良く小竹よりも大きく見える。


そんなこんな話している内に後数分で家に着く頃になったその時だった。足下が眩く光り、幾重にも重なった幾何学模様が円形に俺達を囲む様に浮き上がった。


「えっ、なにこれ、魔法陣?」


そう誰かが言ったのと、それが輝きを増し俺達の視界を奪ったのは同時だった。

光が収まり、眼を開けるとそこは、西洋風の装飾が施された大広間の様な場所だった。


「「……」」


「これってもしかして、異世界転生ってやつ?」

「マジで!?よっしゃぁぁ、キター!」


暫しの沈黙の後、琢磨がそう誰となく聞くと依里が両手でガッツポーズしながら喜んだ。


「状況からして普通は有り得ないけどそうとしか考えれないね」

「そうだね、てか、言葉通じるかな?」


俺の意見に皆も同意らしく、俺がそう言うと皆も頷いてきた。そして、匠は冷静にそんな事を心配していた。そうこう話している内に正面にあった大扉から神官の様な人と王族らしき人が兵士やメイドの様な人達を引き連れて現れた。


「貴方がたが、召喚に応じてくれた勇者様ですね。私はこの国の第一王子のアレン・(ソルド)H(ハーバード)・レイスと言います。どうか私の事はアレンとお呼び下さい。」


アレン王子はそう言うと、こちらの世界の説明と俺達の歓迎を行う準備をするので、客間で待つようにと言い、広間から出て行った。

残された俺達は客間へと連れられた。暫く経ち、戻ってきたアレン王子からこの世界の説明を俺達は受けた。

話によると、この世界では誰もがジョブという物を持っており、ジョブによって様々な力を扱える様になるらしい。また、ジョブの他にスキルというのもあり、これは、上位職の者が持っている事が多く、ジョブとは関係ない特殊能力らしく、魔眼などが代表核らしい。そして、何故、俺らが召喚されたのかと言うと魔王という上位職の更に上、超越者の域のジョブを持つ者に対抗する為らしい、魔王のジョブは数十年から数百年ごとに誰かに与えられ、その者は破壊と殺戮を行う事を行動理念として活動する様になり、異常な能力値故に、異世界から召喚した勇者達でなければ倒すことができないのだとか。その為に呼ばれたのが俺達という事らしい。他にもこの世界にはエルフや獣人と言った亜人種や魔物などが居るそうだ。


「こちらの世界について、わかりましたでしょうか?」

「まぁ、何となくは理解しました」

「そうですか、それはそうと勇者様方のステータスについて調べたいのですがこのプレートに触れて頂いても良いでしょうか?」


そう言うと、アレン王子はクレジットカード位の大きさの白いプレートを全員に手渡した。

全員がそれを受け取るとプレートが淡く光り文字が浮かび上がった。


「それは、ステータスプレートと言って、その人の能力を表す他にこの世界での共通の身分証となっています」

「へぇー、便利だな。」

「ねぇねぇ、俺のジョブ、暗殺者(アサシン)だったんだけど、彼方はなんだった?」


そう依里に言われて俺はステータスプレートを見てみる。一番始めには名前、次に性別、年齢、種族の順に書かれ、その次にジョブが書かれていた。そして、そこには、【ジョブ】従魔術師(テイマー) [魔王]とある…。ん?魔王?いやいや、そんな訳が、もう一度見てみる。やはり、魔王と書いてあった。


「彼方どうしたの?」

「え、えーと、従魔術師(テイマー)だって」


おかしくね?何で問題解決の為の召喚で問題の張本人呼んじゃってんの!これ、言ったら()られるやつだよね?まぁ、嘘はついてないし良いよね?てか、これどうすればいいんだ?

そんな、俺の心配を他所に、他のメンバーも自分のジョブの申告を始めた。結果、太田陽が勇者で、樫本匠が賢者、飯塚琢磨が殲滅者(ブレイカー)だった。

その日は、挨拶回りと会食をして終わりを迎えた。この先どうなっていくのか、不安しかないが、何とかなることを祈り、俺は眠りについた。

次回は登場人物達の細かいステータス等を書けたらなと思っています。

次回の更新は未定です。のんびり書こうと思っているので更新ペースも遅いです。

て言うか、自分でもいつ書き終わるか…

次の更新いつになるかな?(遠い目)

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