1、何それ!
つまらないね。
文句をいうつもりはないけど、なんとなく口から漏れた言葉がこれだ、キーボードから手を引いて、その何日中徹夜してゲームした証拠とも言えるパンダ目を揉めて、あくびをしてつまらなさそうに振る舞っている。
そう、僕の名前は八神奈津、17歳、見たとおりの引きこもりです、外見はまぁ悪くないと自分が思うが、どうも長年のニート生活により髪が長くなって、鏡で確認したところで貞子しか頭のなかに浮かべないのようだ、なぜ切らないと諸君が疑問すると思うが、僕なりの答えは当たり前のように、「そんな金あるならなぜ課金に使わない!」となるでしょう。
そうだ、僕は救いのないダメの極まりとも言える社会に貢献しない人間である、親は二年前から事故で他界した、そのため厖大な保険金が残されている、いわばニート生活の元が確保しているので、当たり前のようにニートになっていた。別に学校に友たちがいるでもないし、僕を励んでくれる幼馴染がいるでもないし、成り行きで学校をやめた。
もはや三年ぐらいソドを訪ねることをしていない、食事はアマゾンでカップ麺とインスタント食品で解決、ゴミは門前に置けば親切な隣のおばあさんが出してくれる。
そういえども僕は友たちがないわけでもない、ネットは人類の最高の発明と思う、家を出ずに友たちが作れる、結婚でもできる、毎日会えるし、デートでもできる、人間たる本能が処理できないのは唯一残念と思うが、自己発電で解決、まさにザ・パーフェクトニートライフだよな。
三日食わずに徹夜してゲームのイベントをクリアして遂に限界を迎えた、お腹が空いてクーデターをするところだ、危ない危ない、何を食べなきゃ、頭が重いなー、精一杯椅子から立つところで、あれ......なぜ体を制御できない...やばい、マジやばい。僕は転倒して最後に思ったのは、痛いのが嫌だな。
目が覚めた、周囲は真白くて、目が回るほど気分の良くない場所だ、うん、僕は死んだのか、まぁ別に未練がいないし、母たちが事故で死んだのか聞いたときもあまり泣いてなかった、今頃になって写真を見なければ顔でさえ覚えていないでしょう、自分が冷たい人とはわかっている、だがどうしょうもないじゃないですか、僕はそういう人だから。
そんな自分に対して、悔しと思っている、なぜ自分はそこまで簡単に手放せるのか。そして言い訳を作った、母は結構有名な女優で父は彼女のマネージャーだった、僕を産まれた母は自分の仕事をやめなかった、そして父もいつだって母のそばにしてた。他人から見ればなかなかの模範夫婦だろうけど、僕は小さい頃から使用人に任されていた、父と母の印象が薄い。金と生活に困らない環境で育てていたけど、なんが虚ろに感じていた。それのせいで泣いてなかったのだろうって自分を説得した。
あぁー、これで次の生命を迎えるだろう。と思ったとき誰かの声が聞こえた。
「うむうむ、分かってるけどな、転生したいだろうと思うけど、それができないだよな、うむ、とっても残念なことだ。」
老若男女が弁える事ができない声だった。
「あなたは…なにもの?」
目の前に光の玉が出来上がって、その玉から発した声だ。
「うむうむ、良い質問だったな~私は、うむ、人間の言葉からいわば、そうだね、神だ。」
その神と名乗ったものが先自分が転生できない…と言ったよね!
「転生できないのはということ?」
「うむうむ、そうだよね~聞いてくれるだよね~。それがね、君の魂が無気力で転生適合品じゃないんだよ、それでね、ここで悪くない選択だど思うのか、君を生き返らせることをしようかなと思ってるのよ~」
ウザ、言い方がウザ、何なんだこの軽い神様、生き返らせてくれる?
僕は無言のまま神を見つめている
「それでね、生き返らせるには条件がいるのよ、それは取るに足りないことなので、どうでしょう?」
「乗らないとしたら…どうなる?」
「幽霊になるかな~野良幽霊~」
ウザ。
どうでもいいから、もうここに居たくない、幽霊になったらきっとひきこもり生活が続けないだろうと思うから、条件だろうか何だろうか乗ってあげよう。
「じゃあ決まりだね~いってらしゃい~」
何なんだこの神、僕はまだ返事してないのに!そして瞼が重くなってどんどん閉じてしまった。
再び目を覚めたときは、目の前に映るのは自分の部屋だった。
そして僕は床から立ち上がって、何か違和感が感じました。
おかしい、頭を下げてすぐに二つの峰が見えた。
唾を飲んで、手が震えて股間を触ったら…なくなった!僕の、男としての証が!なくなった!
あ…何それ、罰か、なんの罰なのか…やばい、まだ転倒しなりそう…
はじめまして、タイサです、よろしくお願いします。