プロローグ2
「う、ううん。こ、ここは?たしか変な黒い穴に落ちたと思ったんだけどな」
僕はたしかに黒い穴に落ちた。だが今いる場所は真っ白い空間になっている。
「いったいどうなっているんだ?」
『おお、やっと目が覚めたか』
突然、自分の後ろから声がしたため振り返ると杖を持った白髪のお爺さんが立っていた。
「あんた誰?というかここ何処?」
『初めて会った人に「あんた誰?」とは失礼なやつじゃの〜。わしは神様じゃ!』
「・・・・はい?」
この時、僕は一瞬だけ思考が停止した。
(この人は何を言っているんだ?もしかしてこの人、頭がいっちゃってるのか?うん、きっとそうだそうに違いない。)
『人を勝手に障害者扱いするなー!!』
「うわー!!び、びっくりさせるなよ爺さん。てかなんで僕の考えていることがわかった?」
『人を障害者扱いしおって。わしが何故心を読めるか?さっきからわしは神様だと言っているじゃろうが!』
「ま、まじで?」
『ああ、まじ、大まじじゃ。』
「へぇ〜。じゃあ、あなたが神様だということはわかったのでなんで僕がここにいるんですか?」
『それはおぬしが面白いことが起きないかと言ったから、その願いを叶えてやろうと思ってな。もちろん、わしの善意でじゃ。』
「えっ、僕があの時言ったから?」
『そうじゃ。』
「じゃあ、何か欲しいものくれたりするの?」
『いや、君には異世界に言ってもらう。』
「異、異世界!?って、どんな世界ですか?」
『そうじゃの〜、魔法が存在する世界じゃな。』
「え!まじで?やったー。おもしろそー。」
『喜んでくれて何よりじゃ。でこのまま異世界に行くのは危険じゃろうからおぬしに3つだけ特殊能力を与えてやろう。ちなみに身体能力と魔力に関してはあちらの人の平均値よりは高いから、その点については安心しなさい。』
「じゃあ、一つ目はだいたいの魔法を使えるようにしてください。特に黒魔法、あっちでは闇魔法というのかな?まあ、それを主にお願いします。」
「で2つ目は自分の周りに多重式の障壁を張ってもらえますか?ぼくはあまり戦闘が得意ではないので。」
「3つ目は顔が隠れて、裾が地面につきそうなくらい大きくて物理的攻撃の耐性を強く持つ黒いローブを一着ください。これで以上です。」
『しっかし、要望が多いの〜。』
「ははは、すみません。」
『まあいいわい。そして、これから異世界に行ってもらおうと思うんだが心の準備はいいかの?』
「はい、大丈夫です。」
『じゃあ、頑張ってな〜。』
神様がそう言った瞬間にまた僕の足元に黒い穴が空いた。
「えっ、ま、また〜!?」
悠の体は穴の中に落ちていった。
『これからの成長が楽しみじゃわい。ふぉっふぉっふぉ。』
再び静かになった白い空間に老人が一人呟いた。
初めてこんなに長く書きました。
小説の書き方や文章構成、言葉遣いなどで変な部分があると思いますがそのときはアドバイスなどをして頂けると嬉しいです。