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瞳の中の星をみてさよなら

作者: ハッカ

一緒に同じ時間を過ごしたい、なんて馬鹿げていた それは一方的におわる 予告なしに終わらない停電のように しずけさ 君の沈黙 別れ しるしのないカレンダー 何も決まらないスケジュール帳 きみがふとこちらをみたとき、その視線の中にだけぼくがいる気がした それは普段僕をどんなふうに冷静に片付けているかにゆっくりと符合する 僕の中で


僕たち、会わないほうがいいよ 君を見ていると、一緒にいると疲れてしまいそうだと思った いろんなことを気にして肩ばかり凝って、何にも楽しいことなんてなさそうだった


でもお互いに、夢見たままでは終われないよね だからこの闇を裂いて朝を連れてくるために お別れの挨拶をしに行こう その目が一度だけ間近でぼくを捉えて そうしてすべての星がひとすじの流れ星のように一瞬目の中で横切って消えて しばらくの黒い夜中の後に ほんとうの朝がやってくるんだ それを僕は ひとりでみたい もとのひとりになるために じゃないときっと ずっと苦しいんだ

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