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宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】  作者: 赤い獅子舞のチャア(実際の人物及び団体とは一切関係ありません)
大戦へ・・・

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一瞬で衛星軌道

 -オリジナル-

 テディーとタカシがこの巨大空中庭園にやって来て2日、未だにこの宇宙船としての庭園の内部探検と称してあの二人はラブラブで動き回っているようだ。

 まぁさ、好きにしたらいいけどさぁ、探検と称してデートしまくるのはどうかと思う訳なのよ、確かに内部にはちょっとした街並みが有ったりショッピングが出来そうな雰囲気だけはあるけどさ、言わば廃墟だろうが、あんな所歩き回って何が楽しいやら。

 私はと言うと、この宇宙船のマニュアル操作をしやすくする為に各計器類、スイッチ類等の特定を急いで居た・・・んだけど。

 何であんた達今日に限ってここに居る訳?

「エリちゃん、何でそんなに迷惑そうな顔しとんねん?

 お手伝いしたるっちゅうとんのに。」

「いや、お手伝い要らねーから、むしろ邪魔。」

「まぁそんな事言わんと、このテディーちゃんにまっかせなさーい。」

「いやホント、マジでそこら勝手に弄って欲しく無いんだけど?」

「へぇ~、ここがメインコントロールルームって奴ですか~、良いですね、こういうスイッチ類いっぱいある所、好きですよ。

 あ、このスイッチは何ですかね?」

「あーコラそこ! 勝手に弄るな~!!」

 タカシは私が止めようとするも急いだように勝手に適当なスイッチを押してしまう。

「勝手に押すな~!」

 何やら何処かで妙な音はした気はするものの、取り合えず変な変化は無かったっぽい。

「なんや何も起こらんや無いの、ほなこっちは?」

 テディーが又かってなボタンを押す。

「止めんか~!」

「あ、何だか動き出しましたね。」

「ホンマやな、どうなるんやろ。」

「はぁ、あんたらねぇ~・・・」

「まぁ成るように成るやろ?」

「この庭園、上昇してませんか?」

 マジだった、なんか急上昇している気がする。

「もう、勝手に変な所押すなよ!」

 そう言いながら外部モニターのスイッチを入れて様子を窺って見ると・・・そこには地球に似た惑星が映って居た、アッサリ成層圏を超えたらしい・・・

 これで大庭園に合体した私の庭園、テディーの庭園、タカシの庭園の三本の世界樹とそこに住んでいるエルフの大量虐殺に成ってしまったんじゃ無いかと一瞬心配したのだけど、そこは先にタカシの触ったスイッチが庭園部分のクリアシールドの展開装置だった様で大事には至らなかった。

 私がテディーの弄ったスイッチの方にウッカリ触れた時には何も起きなかった事を考えると、シールドが展開されて居ない間は大気圏外に出る事の無いようにセーフティーが掛かってるんじゃないかな、兎に角何事も無くて助かった。

「お前らなぁ~! だから勝手にいじんなっつったろが~! 」

「大丈夫っすよ、降りるスイッチもどっかにありますから。」

「そうそう、気にし過ぎだってば、エリちゃん。」

「そう言う問題ちゃうわ! この庭園未だ全体のチェック出来とらんねん! 空気漏れとったら死んでまうやろがいっ!」

「「え???」」

「ほらぁ! 何も考えとらんかったやろがいっ!」

「「さーせんっした。」」

「謝って済まんやろ、死んだらどないすんねん・・・ったく。」

 けたたましくアラートが鳴り始める。

 ほらな、やっぱな・・・

「おい、やっぱアカンかったやんか、どないせちゅうんじゃこら。」

「「どどどどどうしよう。」」

 しゃぁねぇな。

「ゆぐ、最優先事項、空気漏れチェックの上隔壁遮断による封鎖。」

『イェス、マム。』

 そしてナノマシンを作成して空気漏れをして居るエリアの修復を試みる事にした。

「もう、お前ら余計な事し腐ってからに。」

「「はい、さーせんした。」」

 しょぼくれる二人、その姿はまさにそっくり。

 こいつら似た者同士で良いカップルだな、おい。

「もう勝手に変な所触んなよ?」

「はぁい。」

 テディー、その返答は懲りてねぇな?

 それにしてもあっと言う間に成層圏を突破するとは。

 ポテンシャルは相当高いね、これは。

 折角だから打ち上げないで済むし人工衛星作って放出しまくって色々便利にしよう。

 ゆぐどらしるProに指示をして色々作らせたろう。

「ゆぐ、人工衛星作成、気象衛星6基、スパイ衛星3基、GPS衛星12基、通信衛星20基、地震観測衛星10基、レーザーイージス衛星10基。

 完成次第最適に展開して。」

『了解しました、72時間後に全て展開可能です。』

 スゲーな、この庭園の生産力・・・

 たった72時間だとさ、私もビックリよ。

 だったらこの船のエーテルリアクター自体をこの船の生産エリアで作らせたら良かったな、まぁ電力は私が魔力で供給する羽目になりそうだけど。

 んでさぁ、庭園の下部のドームを模ってる部分の金属なんだけどな、恐らくはこっちの世界にしか無いオーガニウムの同系多種っぽいんだよね、幾つかテストした上の反応は、知らん金属だしな。

 何かこっちの世界ならではの要素が割と多くて研究のし甲斐が有るわ、マジで。

 ちなみにこの金属調べようと言い出して調べたのはトーラス君だから、発見者も彼。

 好きに名前付けろって言ったら、トールニウムって付けたみたいね。

 雷撃放ちそうでちょっと怖い名前だけど、でも武器としてでは無かったんだけど元々インドラの矢みたいな超高出力電流発生は可能だったみたいだから、まぁその電流発生は庭園の能力によるものだけど丁度いい名前かも知れないよね。

 まぁ、折角衛星軌道上に静止してる状態になったのだから、暇を弄んでいる内にも色々改良したり操作パネルの表示を読める言葉に変える作業、生活しやすくする為の施設の追加とかして行こうかな。

 ちなみにエルフ達に庭園内部の例の市街地で働く有志を募って徐々に各お店がオープンし始めて居るので、休憩時には市街の喫茶店に行ってエルフの中でも美形で人気者のお姉さんの淹れたコーヒーで舌鼓なんて言う洒落た事も出来るようになって来て居るので、タカシとテディーにはその辺のお店でショッピングでもして居て貰えると有り難い。

 一応私が作って置いたゲームセンターやパチンコ屋さんなんてのも営業始めたみたいだしな。

 でも毎回言いたいんだけど開発者もプログラマーも全て私になるから私自身は楽しめないんだよね、どうしたものか・・・

 その内エルフの中からでも、私の与えた知識を使って新しいゲームとか開発出来る子が出始めるんじゃ無いかとは思うので期待はしておこう。

 で、ユグに乗っ取らせた元の船の制御コンピューター内に残って居た技術の中に、DNAの改造や組み換えの技術のログが入って居て、私の知らない技術も幾つかあったので、これでエルフの不完全過ぎるDNAを改良出来ないかと、ゆぐどらしるProに演算させている。

 エルフの種族丸ごとをこれで救える可能性が有るからね。

 未知の金属、未知の技術、と来たから、とってもやる事に恵まれて楽しい。

 未知の金属の検証、解析、道の技術の解析、習得、そして現行技術との融合など、哲学者としての血が騒ぐわねぇ~。

 特に私のようなマッドの本分じゃ無いの、こんな見た事無い金属だとか、これだけ色んなテクニックを知ってる私が未だ知らなかった新しい技術だなんて。

 全て解析、改良して自分の物にする、そして新しい技術や物質を生み出す。

 世界はこれでますます発展する、筈。

 で、だな、それはそうと、困った事に急に成層圏を飛び出しちゃったので、成層圏を超える事が出来ないナノマシンを使ったナノマシン通信が正直な話リンク切れ起こしてしまってる。

 なので通信衛星が出来る迄は私の並列達の近況もチェック出来ないし私への通信や私からの通信も不可に成ってるんだよね。

 さてどうしたもんか。

 まぁ、衛星作成が完了して分散配置が完了するまでは、どの道何も出来ないっつーこって、ならば今やる事と言ったらこの巨大庭園の全貌を把握する事が最優先だよね~、気長に調べて行くかな。

 はぁ、テディーに振り回されちゃったよな、今回。


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