表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】  作者: 赤い獅子舞のチャア(実際の人物及び団体とは一切関係ありません)
大戦へ・・・

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

391/396

遺跡改造

 遺跡改造

 -エリー・オリジナル-

 結局、遺跡内部に魔物の存在は無く、完全に停止して居た宇宙空間の航行も可能な庭園だった。

 その規模は兎に角巨大。

 ただ、何故か物理砲台しか無いと言う謎な科学技術の代物だと言う事も判って居る。

 元々巨大空中庭園要塞を作るつもりで降り立った島だったので、このままこれを改修するつもりだ。

 先ずは、少し低いレベルの技術で作られた反重力エンジンを改良して、オリハルコンやミスリル銀をふんだんに使った素材で強度を増して出力を50%向上させ、無駄に巨大な榴弾砲らしき大砲を、撤廃、70㎜位のサイズに抑えて、魔素クラスター砲弾仕様に改修。

 十分な威力が出る筈なのであんなデカイ砲は要らないもんね。

 ンで、まだ物足りないので、私の魔法を増幅して撃ち出す魔力砲を40門追加。

 まぁこの魔力砲は私以外にもエルフ達の力でも扱えるので実際の戦闘では彼らの力を借りる事には成ると思うけどね。

 私は他にもやる事あるしな。

 それと、まぁこれはお得意の最強装備って事で空間破砕砲を4方向各2門づつの8門。

 全周囲をカバーできるように、ね。

 そして対空装備として、カメリアガルーダTypeE、完全制御型データリンクAIによる独立制御無人機、しかもマルチプル機のTypeD迄とは一線を画した対空装備のみの特化型。

 ンで、制空権を取った後は反撃の為の重爆撃機、マゼンダワイバーン自立型で一挙に掃討する。

 後はやっぱ、アーマドラグーンセカンドエディション、自立変形型を、庭園にインストールする予定のゆぐどらしるⅡで完全制御してしまおう、これで誰にもこの巨大空中庭園には敵わない。

 何なら私の自慢のメイドロイド達が、ゆぐどらしるⅡに直結する事でこれまでの戦闘データを提供してアーマドラグーンセカンドエディションの動きをより複雑かつ機敏な動きへと昇華できる。

 アーマドラグーンセカンドの装備は、マナレーザーライフル、マナライトセイバー、マナミサイルと、こっちで作った新たなアームスの盛り合わせだ、この際だからハウリングキャノンも付けとこうかな。

 アーマドラグーンは元の私の世界でも最新鋭の兵器だったけれど、こっちで作ったこの機体は完全にオートのドローンでニューロコントロールの必要も無い最恐の武器だ。

 私やゆぐどらしるⅡの命令しか受諾しない完全独立AIによる殺戮兵器、まぁ人聞きは悪いけどな。

 その気に成ったらこれだけでも人類滅ぼせる代物だからそこは否定しない。

 武装はこんな所で十分だろう、後はそれ以外のエリアだよね。

 居住空間とか内部都市、それに、上の庭園部にある巨大神殿と言うか城を、シンボル的に立て直してこの庭園の威厳を保つ為のモニュメントとして活用する。

 ようはランドマーク的な、アレだね。まぁ序でだからメインブリッジとかの機能は持たせるつもりだけどね。

 それとさ、この規模の庭園だからこそ可能な施設を作りたい。

 どんな施設かって言うとさ、エルフ、あのテロメアの無い遺伝子は、私から見てどう考えても不完全なものだ。

 金属に対する凶悪なレベルでの拒絶反応は異常としか言いようが無いのだ。

 テロメアが無い事が原因のように感じていたが、それだけであの反応は可笑しいのだ、まず手始めに、ハイエルフである私のテロメアを調べ、マリイとは少し違う形で移植を試みる。そして寿命を1000年にきっちり限定せず長寿なエルフであれば1万年生きながらえる事もあり得るくらいには幅を付けてやろう、と、まぁそう言った事を全て出来る施設、つまりはエルフ用医療施設と言うか生体強化を可能とする大掛かりな生体科学技術ラボが欲しいよね~。

 恐らくエルフ自体が生体調整に失敗した種族な気がする訳なのよ、どうやって調整したのかは知らんけど。

 まぁ、元神の仕業には間違い無いから錬金術的なアレな調整の仕方があってそれで拵えたんだろうとは思ってるけどねw

 よっし、大まかな改修のプランは出来たから、少しづつナノマシンに改造させていこう。

 相当に大きな庭園だから欲しい施設とかが後から出たらその都度作って行けばいいしね。

 じゃあ早速、ナノマシンにプログラミングをして、行ってこーい!っと。

 さて、私は一旦私のブロックの庭園で離脱して、全並列存在達の状況でも確認しながらマリイを愛でるとしよう。

 なんか面白い改修プランでも思い浮かばない限りは、巨大庭園の改修が終わり次第私の元へと移動して来るけれど、それ迄はこの施設はナノマシンに任せて放置です。

 って事で、私は庭園のお家に帰ってマリイと一緒に晩御飯~♪

「ただいま~。」

「ママ、お帰りなさい。」

「お帰りなさいませ、エリー様。」

 うん、マリイも良い子にしてたみたいだし、ツヴァイも戦闘アンドロイドと思えない位良くやってくれてるわよね。

 さて、今日の晩御飯は何かしら?

「エリー様、お帰りなさいませ、本日の夕食はこちらに成ります。」

 とうとう完成させたんだね、アイン。

 納豆が食卓に並んでいる。

 大豆がこの間ようやく手に入って、麹も手に入ってたから醤油や味噌は早々に作れるようになってたけれど、納豆菌がなかなか手に入らなかっただけでは無く、味噌や醤油の蔵には近づけられない為に再現が出来ていなかったんだけど、やっと完成したらしい、頑張ったわね、アイン。

 後で褒めてあげよう。

 納豆と、お味噌汁、そして鯖の塩焼き、今日の夕食はとても一般的な和食だった、美味しそうだ。

 一口食べて、納得した。

「うん、又腕を上げたわね、アイン。」

「ありがとう御座います、エリー様。」

 火加減が絶妙で又一層私の料理に近付いてる。

 もはや私の料理と大差を感じられなかった。

 世界情勢が落ち着いたら飲食業でもやらせて見るかな。

 まぁ何処でやらせるかは判んないけどね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ