レクサス帝国の軍備2
レクサス帝国の軍備2
これで地上の軍備は何とかなっただろう、次は、制空権を考えなきゃいけない気がする。
制空権な、重要だよね。
未だMk2からの詳細はしばらく届かないだろうからな、万一結構な科学力を保有して居る様だったら、色々問題だしね。
ここはやはり、本体が言うように容赦している場合じゃないかも知れないもんね。
戦闘機、それもマルチプル機が使い勝手が良さそうだわね。
カメリアガルーダtypeC、垂直離着陸型戦闘爆撃機。
長距離型レーダー式空対空ミサイルからハープーンタイプ対艦ミサイル、誘導式クラスターボム等、多彩な装備が可能。
庭園の標準装備的な戦闘機の、単座式カメリアガルーダtypeA、複座式のtypeB等の垂直離着陸型(単座式)だ。
複座式のtypeDも用意して戦闘機乗りの育成にも尽力しなきゃならないね。
未だこの世界には航空機っつったらあのポルコに託したシーグリフォンしか無いしね。
まぁ実際には飛ばした事が無いだけで庭園の防空システムに組み込まれたガルーダが有るけどさ。
当然ながら、相手も航空機を持って居る場合、これが世界初の空戦を繰り広げる可能性がある訳だ。
だからちゃんと、教育型コンピューターを搭載して、効率良くパイロットを育てる。
これで制空権も確保出来るってものだ。
F/A—02 仮称ガルーダ
未だ性能をお見せして無かったのでここで公称するとこんな感じ。
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全長 18.5m
全幅 17m
全高 7m
小型エーテルリアクター搭載で推進力及びガトリングビームガン、並びにバリヤーコーティングを稼働。
最高速度 Mach8.2(但し搭乗者が耐えられないので理論値)
兵装 4つのウエポンベイに計20発の空対空マイクロミサイルor対艦ミサイル4発or誘導式クラスターボム20発(クラスターなので一発が10発に分離するので小型ボム200発相当)、外付けミサイルポッド2門に対空マイクロミサイル各20発 ミサイル及びボムは魔素由来の爆裂術式による発火方式。
ガトリングビームガン2門を搭載。
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一応私の趣味でバリヤーコートの色が赤系に成ってるからカメリアガルーダとはなってるけど、バリヤーコートは色を変えられるから好きな色に変えたら良いよね。
何ならスカイブルーとかしたら簡易光学迷彩みたいになるかも。
爆撃機も要るかなぁ・・・
まぁ、それは万一必要だったら私の庭園に搭載してるの使わせちゃえばいいかw
幸い、この街の外は元荒野の草原が広大に広がって居るので、かなぁ滑走路、もとい発着路も工房も作り易いので早速土地を拝借して作る事になった。
爆撃機、ルビーワイバーンもつかうことになっても利用出来る様な滑走路を作って管制塔やらなんやら用意してしまおう、飛空艇も就航できるしな。
そして、空港とラボの建設を貧民達に仕事を回してやる方向で建設させつつ、Mk2からの報告を待つために、私は長期滞在する事となった。
「本当に長期滞在して下さるんですか?」
「そうよ?ってかアンタ一応皇帝なんだから敬語使わないで良いっつーの、タメ口で行きましょうタメ口で。」
「そうですか? それじゃあ、やっとエリーさんに認めて貰ったと思って良いのかな、だったら!」
マジマジと私と目を合わせる真剣な眼差しのプリウス。
「な、なによ。」
一寸一瞬、あまりにもイケメンになってますます私の元夫に似てきた感があるプリウスに一瞬ドキッとした瞬間。
「エリーさん、僕と結婚して下さい。」
予想して居たと言えばして居た、けど、唐突と言えば唐突な、それも絶妙なタイミングの一言だった。
「え? ちょ・・・待って待って??」
たじろいでしまった。
私は本体よりも少々感情を抑える術を持ち合わせて居ない、自分の顔が、ハッキリ赤面して居ると判った、判ってしまった。
「もう一度言います、結婚して下さい。」
本当に真剣な眼差しだった。
つい、目を逸らしてしまう自分が、ちょっと情けない。
でも、ハイエルフに成ってしまった私は、本体はほぼ永遠の命を持ってしまった以上、最終的に悲しい思いをするのは私と感覚共有をした場合の本体だって言うのに、彼の真剣な思いに、断り切れない私が居た。
私自身の今の肉体はホムンクルスだから、本体の定めた寿命までで消えるから良いけど、最後は本体がなぁ・・・う~ん。
「少し、返事を待って貰っても、良い?」
こんな答えしか出せなかったのだった。




