表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】  作者: 赤い獅子舞のチャア(実際の人物及び団体とは一切関係ありません)
冒険の旅

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

367/396

庭園のアップデート

 庭園のアップデート

 -オリジナル-

 里長会議も、MkⅣの乱入のおかげで結局中断に成っちゃった。

 まぁ、里長の家の一部屋にこの会議室に間接的にアクセスできる端末を置いておく事は決定したしな。

 定期的に週一くらいでアクセスして貰う事でリモート会議が出来る訳で、この会議室がほぼホログラムの出席者で会議室として機能する寸法なので、後はいつ決めても良い議題だし問題無いだろう。

 それよりも、今回のお見合いであぶれた男性達の間で、もっと自分を磨く為に、旅をして周るハイエルフの私、所謂MkⅢに習えと言う風潮が生まれ始めているみたいで、自分探しの旅を始めるエルフが現れた。

 特にその傾向が強かったのが長い事引き籠っていたキュルレンシス君の里、所謂磐長比売の里の出身者達だ。

 中には400歳を超える年長者も冒険者になって旅をすると飛び出したらしい。

 少し刺激強すぎたかしら・・・大お見合い大会。

 ただ、未だ庭園は全部合体したままなんだよね。

 何故なら、大型アップデートを実施してる真っ最中で、あちこちに出向いてやるより纏まった状態の今こそ好都合だからだヨ。

 各庭園に取り付けられたセンサーの数を倍にして、タカシの庭園に見習う形で一つの庭園に一つのダンジョンを取り付ける。

 その各ダンジョンの入り口は、里側と地上側に各一つ作って、地上の入り口から入っても里側の出口には出られない構造にしてある。

 で、各ダンジョンの地上入り口の付近に、AIアンドロイドの露店隊を配備、そこでローポーションや予備の武器なんかを売る。

 これが私達の収益で、里ではエルフ達が薬草育てて錬金術でポーション作ってたりする。

 で、低品質~中堅クラスの武器や防具はそこいらの街で街の鍛冶屋さんがお手軽武器・防具として打った簡易的な物を仕入れて来て露店で少々吹っ掛けて販売。

 まぁ、ここまで運んで来て売ってるんだから文句はあまり出ない。

 とか言いつつ空間転移で買い付けに行ってストレージに大量に仕舞いこんで持って来るだけだから輸送コスト掛かって無いけどな。

 まぁダンジョンで冒険者達も儲かるのだからこっちも収益が上がらないとつまんねーからね。

 まさかダンジョンの管理を空中庭園のエルフ達が行って居るなんて思わないだろうなw

 まぁ、ダンジョンは空間座標固定で地上にあるっちゃあるんだけどね。

 マリイも、ザインの記憶を取り戻したお陰で一緒にお手伝いしてくれててとっても助かる。ダンジョンコアルームだけは庭園の方に空間座標固定でしばりつけて有るのでマナの補充もその都度当番のエルフで出来ちゃうのだ。庭園関連のダンジョンだけの新しい形だよね。

 そして、ダンジョンマスターとしてドラゴノイドホムンクルスシリーズを配置。

 プロトタイプは結構好戦的だったけど、もっと温厚に性格設定しておこう、そんな簡単に冒険者潰されても困るのでw

 精々半殺しでダンジョンの入口に強制転移させられる程度にしとくか。

 理由としてはもっと強く成って再び挑みに来いって楽しんでる体で良いよね。

 よしよし、プランは大まかには決まったし、後はダンジョンごとの特色で、牛系の美味しい魔物が多かったりとかっていう縛りを付けて行けばダンジョンプロデュースも終了。

 ダンジョン作成の為のマナチャージをマリイが手伝ってくれる、美幼女のお手伝いなんて最高のご褒美だよっ!

「ねえママ、出来たダンジョンのレベル補正するんでしょ?」

「勿論するわよ、じゃあ、マリイも一緒に試し攻略しに行こっか。」

「うん、私もママみたいにカッコよく魔法使えるように詠唱考えたんだ。」

「へぇ~、それは楽しみね~。 ママも敢えて格好つける為の詠唱は負けないわよぉ~。」

 私達にとって詠唱は只のカッコつける為にしか過ぎないのよね・・・

 普通の魔法使いにとってはその魔法をイメージしやすくしてそのイメージをナノマシンに伝えやすくする手段の一つだっから詠唱すると威力上がるけどさ、私達は詠唱してもしなくてもちゃんとしっかりイメージ出来る以上、ほとんど差は生まれない。

 ネタ詠唱とか在るけど、試しにその例聞いて見たい?

 聞いて見たいわよね?

「炎の精霊さん、私のお願い聞いてねっ。

 私を狙ってる悪い魔物さんをやっつけて欲しいの、お♡ね♡が♡い♡チュッ。」

 どや!

 こんなんでもちゃんと発動するんやで?w

 魔法名指定して無いのに何故か最適な威力で発動したりすんのよ、これが。

 まぁ、私の作ったナノマシンが勝手に進化し続けた結果、私の為に忖度してくれるようになった成果かも知れないけどねw

 さて、センサーの増量も終わってるし、ダンジョンの設置も終わったから、後は、マリイと一緒にダンジョンをお試ししてレベルの補正で完成だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ