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宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】  作者: 赤い獅子舞のチャア(実際の人物及び団体とは一切関係ありません)
冒険の旅

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MkⅣの副産物

 MkⅣの副産物

 一週間ぶりの週末、MkⅣは、宇都宮に自分で立ち上げたガールズバーへと足を運んでいた。

「あ、オーナー、お疲れ様で~す。」

 私を確認するなり声を掛けて来たのは、この店のナンバーワンのみなみちゃんだ。

「みなみちゃんご苦労様、繁盛してるみたいで何より。」

「オーナーのおかげですよ~、ここでしか飲めないお酒を、惜しげも無く果物のジュースと混ぜたりして出すなんて、誰も考えませんよ~。」

 いや、私的には当たり前なんだけどねw

 ビールにトマトジュース混ぜてレッドアイとかさぁ、ジンを炭酸水で割ってレモン絞ってジントニックとか、もっと複雑なの作ったりするのって。

 私の好みはカルーアミルクとバイオレットフィズ。

 エグイ酒精のお酒を甘くして飲みやすくしちゃって飲み過ぎると痛い目を見る奴ねw

 ロングアイランドアイスティーとかサムライ、マウントフジなんてのもお勧め。

 このカウンター越しに立って居る女の子全員にカクテルの作り方を仕込んで、ウサギちゃんの格好で接客して貰って居る。

「本当はさぁ、貴女達が可愛いからお客さんが絶えないんじゃないの?」

「えぇ~、オーナーみたいな美人のエルフさんに言われたら嬉しいです、でも本当にここでしか飲めないお酒の力は大きいと思いますよぉ~?

 あ、ところでオーナー、何か飲みます?」

「そうねぇ、久しぶりでアレだから、少しきついのが良いかな~、ノックアウトとか行って見よっかな~。」

「おっ任せくださ~い、直ぐ作りますね~。」

 うん、ナンバーワンに成るだけある、可愛いし胸の谷間エロいし手際も良いし、流石だわ、この子が他のお店に行かないようにお給料シッカリあげとかないと。

 他のお客さん達も楽しんでるようで、このお店はじめて良かったわ。

 ちなみに、この店の店長は、店長兼用心棒として、新しいシリーズアンドロイドの安藤トロワに任せてある。

 ふざけた名前よねw 私だから仕方ないよね。

 少し前に、この付近を根城にしてるヤクザさんを撃退したら「あねさん」って呼ばれるようになったらしいけどね・・・(汁

 鉄扇舞踏(武闘)の達人の設定なんだけどさ、玉藻ちゃんや妲己ちゃんみたいな廓言葉使う設定がハマった様ですっかりこの界隈では有名人らしい。

 なんかアンドロイドの癖にすっかり忙しくなっちゃって今日は商店会の会合に出てるらしい。

 この店って私がこのインフラ整備のおかげで忙し過ぎるストレスを解消する為に作ったんだけどすっかり人気店になってたよねw

 んで、一週間分のストレスをすっかりそぎ落とせた私は、ご機嫌で飛空艇に帰宅して、ゆっくりお風呂に浸かってから、しっかり睡眠もとれた。

 翌朝、今日はお休みなので、私のストレス解消の為に始めたもう一つの娯楽施設、パチンコ店に朝っぱらから開店プロしに出掛けた。

 私のお気に入りの台はね、ゼロ・タイガーって知ってるかなぁ、大昔、一般台の羽物と言われる台の元祖って言われる奴です。

 それまでの台って言うのはチューリップが幾つか付いて居るだけで、一般台も権利物も無かったんだよね。

 ゼロタイガーこそが権利物の元祖とまで言われるんだけどさ。

 スタートチャッカーに球が入ると、翼が一回だけ開いて、その開いた所に球が入ると、一発に付き15発の玉が出る。

 他のチャッカーは全部出玉は5個ね。

 そして更にその中に入った球が、真ん中のVゾーンに入ると、羽が開いたり閉じたりを始めて、どんどん真ん中に球が入って行く。

 で、時間内にVゾーンに又球が入れば、またそこから時間いっぱいまで羽がパタパタ開く。

 単純な機械式の方式で出来るから、製造はこの街と名古屋のスマートボールの製造会社に業務委託しちゃってる。

 今、何故かパチンコ屋は江戸でも流行り始めている、らしい。

 私の知らない所で知らない人がパチンコ屋始めて荒稼ぎしてるみたい。

 良いけどな。

 私は台の考案者って事で版権で儲かってるしな。

 ちなみにこれは、インフラ整備の為に電力インフラも整備したからこそ始まった事業な訳だ、つまりこれも私に全ての面でお金が転がり込んで来る。

 で、そのお金でインフラ整備してる訳。

 人足の給料とか馬鹿に成らないからね~。

 本体から預かった小判が思いの外少なくてさ、自分で稼ぐ事を考えたらこう成った。

 で、さぁ、ついでに自分の娯楽っつーか、ストレス解消の対象でもあるのったら、パチンコに成ったのよ。

 令和の頃のパチンコになってしまうとつまんないの、釘の本数が圧倒的に少なくなっちゃってイレギュラー要素が著しく低下する事で、単なる確率の問題になり下がっちゃってるから。

 古い時代のパチンコ台は、釘が大量に使われている事で、イレギュラーバウンドがそこかしこで起こる事で確立をぶち壊す要素が多くて、見てて飽きないと思うのよ。

 その上、釘の目を読む事で、通常ならば低い確率しか無かった台も高確率で攻略出来るようになったりとか、そんな要素が大きくて楽しいと思うんだ。

 で、ゲーム性も踏まえて私が一番面白いと思えたパチンコ台の世代が、1980年代から2010年頃までの物だった。

 なので、過去のデータの履歴を辿ってデザインした台を少しづつ再現して行くつもりだ。

 それと同時に、カードゲームをメインに、ちょっとづつだけどカジノも作り出してるのよ、ふふふふ。

 建前的にはインフラ整備の為に、インフラ整備の人足の精神安定の為に。

 本音的には自分の為にねw


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