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宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】  作者: 赤い獅子舞のチャア(実際の人物及び団体とは一切関係ありません)
冒険の旅

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MkⅣ・開拓3

 MkⅣ・開拓3

 集まった人数は電脳でざっと数えて凡そ5000人強と言う所、そこから、使え無さそうな奴を結城君が厳選して弾いて、最終的に残ったのが凡そ4千人。

 その中に女性が7百人位。

 まぁまぁ良い塩梅じゃ無いかな?

 力の無い女性をメインに電脳化を施して重機の扱いを任せれば良いかなって。

 それと、半数位の女性には人足達の飯の炊き出しを手伝わせたいんだよね。

 炊き出し自体はオートクッカーを要所要所に配置して作らせたら良いので配膳の人員として雇用したいんだ。

 体力の問題で女性に人足やらせるのは酷と言う事もあるけれど、むしろ逆の理由。

 大雑把なおっさんが配膳しても花がねぇし、大雑把ゆえに食器落として割りまくられたり料理バチャバチャ溢されたりしたら掃除は大変だわ食材は足らんくなるわでてんやわんやな未来しか見えないからだ。

 落とした料理とかも早めに、かつ丁寧に掃除してやらにゃ腐ったりしたら衛生的にも宜しく無いしね。

 給仕と言うのはそう言う繊細なお仕事だからね、細かい所に気遣いが出来るような繊細な女性はこっちに回したいのよね。

 適材適所って奴ね。

 もちろん本人の希望を聞いた上で、私の判断で向かないと思った人には説得や交渉するけどさ。

 って事で、結城君の選んで残った女性の二次面接を私がする。

 結城君は男性を二次面接して、と言っても体力にあまり自信の無い人の中で、現場監督向きの人の使い方が上手そうな人と、重機の扱いが上手そうな器用そうな人を選び出す為の面接。

 技術系の人の厳選って事ね。

 技術系の人にはもれなく電脳化を施して、玉掛とかのクレーンで物を吊るす為の結び方の技術とか、重機の操作法、それとか監督候補には製図や地質調査の知識を。

 兎に角技術も無けりゃ道具も無いこの世界に突然インフラ整備を始めようってんだからそりゃあんた、才能のある人にその知識や才能を生かせる仕事を与えるのが私の仕事って事でしょ?

 女性の方の給仕の方でお料理の天才みたいな子が居たら叩き込むしね、お料理の為のノウハウとレシピを。

 あ、それと、男女問わず機械の修理とか出来そうな子が居たらその技も伝授しますよ?

 そうやってこの世界を発展させて行くしかねぇしな、もう、ここまでに不毛な世界にしたアスモデウスはもう一般人に落とされてる事だし、管理する神が居ないこんな世界を発展させようと思ったら強引にやっちゃうしかねぇよね。

 もうね、神が居ないなら数名の魔王で世界を運営する方が良いんじゃね?w

 そう言う意味でも名古屋のダンジョンに籠ってる魔王にはちゃんと会って話を付ける必要有るでしょ、その為に私はこんな遠回りしてるんだよ。

 こうやって発展させる序でに魔物退治やって壱拾弐月シリーズアンドロイドのレベル上げやって、あの魔王のダンジョンを攻略して行くんだから。

 幸い、私たちエリーのストレージにはMkⅢと私が稼いだ小判が未だ使い切れない程詰まってるので、このインフラ整備を思い付いたようなもんなんだしね。

 -------------

 面接を終えて、電脳化する人は全員電脳化し、電脳には私が決めた役職に必要な知識の全てと、私の電脳を介して相互に連絡が取れるイントラネットを確立した。

 それと、結城君にも実はとっても希少な光と闇の属性の適性を見出した私は早速グリモワールを作成し、読ませる事にした。

「結城君? ちょっといらっしゃい。」

「何スか?エリーさん。」

 こいつもう、すっかり私も転生者だからって前世の口調になってる、しかも何故かほぼため口で・・・まぁ良いけどな。

「お前にコレを授ける、グリモワールだ。

 光と闇の魔法が使えるようになる筈だ、それと、医療技術の全てが書かれて居るから熟読しなさい、電脳で全て記憶出来る筈だから。」

「こんなすごい物貰っちゃって良いんっスか?」

「いや、むしろお前みたいに光と闇属性に適性がある奴すくねぇから、1人でも増えてくれたら助かるのよ。

 闇属性は錬金術の元な上に回復魔法って言う所謂神聖魔法その物なのよ、工事で怪我した奴とかの回復もお願いしたいって訳なのよ、あんたにはかなりの負担になるけど良いかしら?」

「問題無いっす! 多脚戦車の為ならその程度の労働が対価になるなら幾らでも!」

 言い切りやがった、こいつ。

 そこ迄多脚戦車に入れ込めるコイツってかなりのマニアック野郎だよ、ある意味キモイんですけど。

 まぁ逆に扱い易いわけだけどね~。

「それは安心しなさい、約束の物はもう作ってるから。

 むしろそのグリモワールは貴方がお役人辞める羽目になった保証と思ってくれて良いよ、もしもこのインフラ整備が終わって無職になっても教会か何か開いて聖者として治療とかすれば食って行けるようにね。」

「そ、そんなそこまで考えてくれたんっすか!?

 姉御と呼ばせて下せぇっ!」

「だが断る、そんなめんどくせえ呼び方すんな。

 アンタへの報酬は金銭では無くて多脚に成っちゃったからね、インフラ整備終わったらアンタは漏れなく無職だからな、その保証よ。」

「アァっ!そうだったっ! 俺は給料無いんだったぁっ!」

 今更気付いてorzになってるし・・・

 さぁ、準備は終わった、要所要所に人足と資材、重機を配置して行くぞっ!

 全員乗船だぁ~!

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