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宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】  作者: 赤い獅子舞のチャア(実際の人物及び団体とは一切関係ありません)
冒険の旅

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MkⅣ劇場・開拓の章2

 MkⅣ劇場・開拓の章2

 宇都宮上空へ到着した。

 眼下を望むと、既にこの飛空艇は周知されて居るようで、皆此方を見上げて口々に何やら考察を交わして居るようだ。

 丁度注目を浴びているのだから、好都合だよね。

 ホログラムを展開して、私を映し出す。

 すると、本当にここの住民達はすっかり私の狂信者みたいになって居る・・・らしい。

 一斉に膝間ついて手を合わせ、何故か恍惚の表情を浮かべ始めた。

天鳥磐楠船あめとりのいわくすふねで天女様がご降臨なされた。」

 とか、「なんと神々しい御姿であらせられる事か。」

 何て口々に呟いてる・・・

 ん~・・・あのスタンピードの時やり過ぎたしなぁ、MkⅢも来てやらかしてくれたしな・・・

 あ、そう言えばあの転生者は何処に居るんだ?

 あいつに丸投げして人足集めるのが一番都合良かったんだよね、ホログラム出してから思い出す私もお馬鹿だと思うけどさ・・・

 えっと、なんつったっけ、あいつ・・・

 ああ、そうそう、結城晋三郎道隆だったか。

 あいつに人足集めさせて、ついでに現場監督として雇ってやって、報酬はスパイダーの小型版でも一機、目の前にぶら下げてやったら飛びついて必死でお仕事してくれるでしょう。

 んで、雇った人足は全員電脳化して管理し易くしてやったら結城神○坂君にだって広範囲の現場監督出来るだろ。

 うん、キャラクター名ブレっブレなのは本体から受け継いだ人の名前憶えない性格の賜物だから気にしないで欲しいw

「宇都宮の諸君、お久しぶりぃ~。

 今日はねぇ~、お仕事が無い人達にとっても大事なお話が有りまぁ~っす。」

 両手を振り振りしながら話し出すと、益々狂信者達は涙を流し、御神託だ、とか騒ぎ出した。

 なんかめんどく成って来たな、やっちまった以上最後までやり通すけどさ・・・

「この度、この大陸をグルッと一周出来るインフラを整備する事と成りましたぁ~。

 付きましてはぁ~、数年掛かりそうなお仕事には成りますけどぉ~、雇った人は全員に、衣食住を完全提供する事とぉ~、お仕事が終わった後にはぁ、死ぬまで遊んで暮らせる位のお給料は出せると思いまぁ~す。

 希望者はぁ~、ここ宇都宮の関所の役人のぉ~、結城晋三郎道隆君迄ね~。

 んじゃ宇都宮関で待ってまぁ~す。」

 又手を振って、ホログラムを終わる。

 全員一斉に、ははぁ~!って土下座してるよ・・・

 やっぱこいつら狂信者だわ・・・

 んで、関所の前に飛空艇を降ろして結城君を呼びつける。

 すると、そんな事無い筈なのに、身体強化出来てそうな速度で全力疾走して来た。

 まさかお前も教信者化してるのか?って一瞬思ってしまった。

「エリーさんっ! この度は宇都宮のホームレスたちにお仕事下さるそうで、ありがとうございまシュ・・・かんら・・・」おもいっきし噛みやがった

「で、あんたにも仕事が有るんだけど、どうする?」

「勿論何でもやらさせて頂きます、報酬は多脚戦車でお願いします。」

 やっぱそう来たか、こいつ飛空艇見てもブレないとは相当な、アレだな・・・

 まぁいっか、予定道理だし。

「武装はしないけど良いかしら?」

「武装なんて只の飾りです!

 偉い人にはそれが判らんのですよ!」

 どっかで聞いた台詞パクってんじゃネェよ、こいつ。

「よし、ンじゃあ、代わりに交換式のギミック付けといてあげよう。」

 MkⅢが新8号機に付けた奴みたいのを、回転砲台に付ける形で実現できるはず。

 元々回転砲台には二門の大砲付いてた訳だから、その二本共をギミックに変えるだけみたいなもんだからね。

 なんか、大興奮だわ、このオタ・・・

「あんたちなみに飛空艇とか見ても何とも思わない人なんだね~。」

「飛空艇ですか、悪くは無いのですけどやはり最前線で一番活躍するのは戦車ですしね、そのギリギリ感が良いと言うか、その為に作られた機体の洗練された美しさは最高だと思う訳なんですよ!」

 とうとうと語り始めてしまった、しまった、聞くんじゃ無かった!

 暫くすると、かなりの人数が続々とやって来た。

「あ、そうそう、そろそろ始めるからその前にアンタにコレを、はい、飲んで。」

「これは?」

「前にうちに来た時には未だ無かったんだけど、手術無しで電脳化出来るナノマシンの溶剤。

 これが無いと多脚も操作出来ないし、この人数の親方出来ないでしょう?」

 結城君の背後を指差すと、振り返った結城君が腰抜かさんとばかりに驚いて居た。

 お前の護ってた街の住人だろうに、全員。

 何でこれだけの無職が居るって知らねぇんだ?

「これ全員雇うんですか?

 多分ですが、犯罪者で極つぶしの使い物に成らない奴もかなりいますよ?」

 お前の驚いた理由ってそっちかよ。

「まぁ良いわ、あんた折角電脳化してやったんだから、私のスキル鑑定を貸してやるから選別しなさい、あんた監督にしてやるんだから頼んだわよ。」

 そう言って飛空艇に戻る。

「お任せ下さい!

 多脚戦車お願いしますね~!」

 飛空艇に消えていく私を見送りながら全力で手を振る結城君。

 こいつもある意味狂信者だな・・・

 さて、私はホログラムで神経ガリガリ削ったから疲れたし、お風呂に入ってご飯ご飯、っと。

 ん?多脚戦車?そんなもん今から作らんで良いじゃ無いの、多分半年くらいはかかるし、インフラ整備。

 この大陸の全体のインフラ作る筈なのに工期短く無いかって?そりゃ技術力が違うからね。

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